ロリス・カリウスの歯車が狂ってしまったのは、あのチャンピオンズリーグ決勝からでしょうか。
たしかに、リバプールにとっては痛い失点でしたが、多くのファンは、その後もエールを送り続けていました。
私なりに思うに、ロリス・カリウスを厳しい状況に追い込んだ直接の要因は、プレシーズンマッチでのミスではなかったかとも思っています。
ただ、一度大きな失敗をしてしまったゴールキーパーが立ち直るためには、それなりに時間もかかると思うし、何かのきっかけが欲しいですね。
それでも、プロフェッショナルの世界は厳しく、リバプールはアリソンの獲得へと動きます。
いまやアリソンは、多くのクリーンシートを成し遂げており、不動のナンバー1ゴールキーパーになったのは間違いないところ。
そんな中、Mirrorが報じるところによれば、ロリス・カリウスがローンで行っているベシクタシュが、早期のローン解消を提案する動きをしているとのこと。
ロリス・カリウスのベシクタシュへのローンは、今シーズンだけではなく、2シーズン続けてのローンという契約になっていました。
トルコに渡り、再チャレンジを期したロリス・カリウスですが、その道は平坦ではなかったようです。
私は、ベシクタシュでプレイをするロリス・カリウスを見ていませんので、いい加減なことは言えません。
ただ、報道を見て来た限りでは、ちょっと心配な状況であることは感じていました。
同誌によれば、ベシクタシュとしては、来る1月にもロリス・カリウスをリバプールへ帰したい意向だとのこと。
仮に、報道が事実だとしても、リバプールとしては、今戻って来られても、なかなか難しい状況だと思います。
シモン・ミニョレも出番を待って、ナンバー2として備えていますしね。
新天地で自信を取り戻すはずが、また苦難が待っていたか。
ロリス・カリウスにとっては、厳しい状況に置かれているようです。
こういった場合、どうすることが本人のためになるのか。
ゴールキーパーは、一人しかピッチに立てないし、答えを探す作業は難航しそうな気配もあります。