ストークとの試合において、スタメン出場をしたトレント・アレクサンダー=アーノルドですが、これまでやってきた右サイドバックとは違う役割を担っていましたね。
ドローで終わった試合ではありましたが、トレントのプレイぶりは、なかなか良かったと、私としては思っています。
そのトレントですが、試合の早い段階で足を痛めており、それでもプレイを続行していたそうです。
これは、試合後にユルゲン・クロップ監督がSky Sportsに語ったものです。
ユルゲン・クロップ監督によれば、トレントは足を痛めて以降も、度々サム・アップをして、大丈夫だというシグナルを送って来ていたとのこと。
今、リバプールは負傷者続出で、ピースが限られており、もしかしたら、そのことをトレントも意識していたのかもしれません。
そうだとしたら、トレントの気持ちの強さには、頭がさがります。
ただ、セカンドハーフに入り、プレイ時間が長くなってくる中、ユルゲン・クロップ監督はメディカル・スタッフとも相談した上、交代させた方がいいという意見もあり、ベンチに下げたとしています。
トレントがピッチを後にしたのは64分のことで、ナサニエル・クラインが、その役割を継ぐような形になりましたね。
リバプールは現在、中盤が絶対的に不足しており、トレントにその一角を担ってもらう布石だったかもしれません。
もともと、トレントは中盤のプレイヤーであり、攻撃力もあることから、いずれはミッドフィールダーとして活躍することになるだろうと見られていました。
昨日の試合では、ストライカーのポジションまで走り込んだシーンもあり、惜しいシュートシーンもありました。
今後、右サイドバックにジョー・ゴメスとナサニエル・クラインの二人を用意できるならば、残りシーズンにおいて、トレントをミッドフィールダーとしてカウントすることも選択肢のひとつになるかもしれません。
私としては、トレントは経験も積んできたし、期待にこたえてくれるのではないかと思っています。
いずれにしても、怪我を負ったのは事実であり、その状況が気になります。
シリアスなものではなく、ローマ戦にはゴー・サインが出ることを祈るばかりです。
もし、トレントが中盤でも高いパフォーマンスを示してくれば、リバプールにとっては、この窮地を乗り切るためのピースになり得るかもしれません。
トレントの怪我が、シリアスなものでないことを祈るばかりです。