ユルゲン・クロップ監督がリバプールへやって来て以来、着々とチーム力を向上させて行ったことはご存知のとおりです。
たとえば、ロベルト・フィルミーノ、サディオ・マネ、モハメド・サラーからなるフロントスリーは、世界屈指の攻撃陣と言われています。
中盤にもタレントは多く、両サイドバックはといえば、若手の成長により、いまやプレミアリーグでも最高のコンビと称されている。
ただ、タイトルを獲るためには、何かが足りなかった。
それが、センターバックでありゴールキーパーだったことは、ほぼ衆目の一致するところだったわけです。
ユルゲン・クロップ監督は、まずサウサンプトンからファン・ダイクを連れて来ます。
この補強により、リバプールは劇的な変化を遂げた。
残すはゴールキーパー。
当時、ゴールキーパー候補には、いろいろな名前が取り沙汰されていましたが、ユルゲン・クロップ監督は、アリソンに決めていたようですね。
その時が来ることを辛抱強く待った。
悲願と言ってもいいワールドクラスのゴールキーパー獲得。
それが実現したのは、2年前の今日、2018年7月19日のことになります。
アリソンが、晴れてリバプールのプレイヤーとなった日。
実際、アリソンを得たリバプールは、あと一歩届かなかったタイトルを手にすることに。
チャンピオンズリーグしかり、プレミアリーグしかりと。
実に大きな補強でした。
さて、アリソンを獲得した際、ユルゲン・クロップ監督が歓びのコメントを発しており、この場でもご紹介をしましたが、今一度振り返ってみたいと思います。
ここ最近の数週間において、世界で最も素晴らしいゴールキーパーの一人を連れてくる機会が訪れた。
長くは考えなかったよ。
正直に言えばね。
すべきことはといえば、少しオーナーと話をすることだった。
彼等は、とても興奮していたよ。
そして、私達はそれをやった。
そうすべきだと、私は思ったんだ。
彼は、金額に替えられない。
私達は、価格のことについては、何もすることはできないからね。
これはマーケットだからだ。
ゴールキーパーの価値を示すことにはなるだろうね。
それは勿論だ。
今後、数週間のうちには、多くのことが起こることだろう。
それはそれとして、私達は、彼をここへ連れて来ることが出来て、本当にハッピーだよ。
彼の英語は、驚くほどに上手いね。
それに彼は、素晴らしい人格者だ。
ここ数年で、彼は多くの経験を積んできた。
ヨーロッパで、ローマで、彼は傑出したハイ・レベルなプレイを見せたし、ワールドカップでもそうだったね。
ブラジルにとっては、ラッキーではなかったが、彼はワールドカップで本当によくやっていたよ。
だから、これは実に良い時だったね。
冷静沈着。
アリソンは、逆境になってもまったく動じない。
メンタルが安定しており、これは一流のゴールキーパーに欠かせない資質だと私は思います。
それに、人柄が素晴らしい。
リバプールは、本当に素晴らしいゴールキーパーを得たものです。
私は、心から言うことができます。
アリソンが、リバプールへ来てくれてよかった!
世界には、素晴らしいゴールキーパー達がいますが、リバプールに最も合うのはアリソンだ。
自信をもって、私はそれを言うことができます。
このゴールキーパーとともに、より素晴らしい未来を進んで行きたいですね。