
Tyler Morton
今回は、タイラー・モートンのことに少し触れてみたいと思います。
このところ移籍の動きも報じられていたわけですが、どうもリヨンへ行くことが濃厚になったようですね。
タイラー・モートンは7歳の頃からリバプールのアカデミーに入り、以降ステップアップを果たしてきました。
2002年10月31日生まれで現在は22歳。
最近のトピックといえばU21ユーロでイングランド代表として優勝に貢献をしており、ファイナルでは延長に突入した中、決勝ゴールのアシストを決めていました。
2021年9月にリーグカップのノリッジ戦でトップチームデビュー。
この試合のパフォーマンスについては、当時のユルゲン・クロップ監督も讃えていたことが思い出されます。
さらに翌月にはプレミアリーグに初出場、さらにCLのポルト戦ではスタメン起用もされるなど順調に成長をしてきました。
このシーズンのモートンは、FAカップとリーグカップのタイトル獲得にも貢献しておりました。
今回、エコーなどが報じるところによれば、£15mの移籍金をもってリバプールとリヨンが基本合意に達したと。
正式には、まだ決まっていません。
この契約は最終段階まで来ており、正式決定も時間の問題だと見られています。
契約の中身的にはアドオン(出来高払い)が含まれており、将来的な売却時に利益の20%が支払われる条項が付加されてといいます。
モートンの基本的なポジションはディフェンシブ・ミッドフィールダーだと言っていいと思います。
移籍金も情報どおりなら悪くない金額だし、ビジネスだと割り切って考えれば歓ぶべきかもしれません。
ただ、私の弱点といいますか、一抹の寂しさを禁じ得ません。
アカデミー生達が今度どうなっていくのか?
チームを強くするため!と冷徹になれればいいのですが、今後数年のことを思うとき、もう少しアカデミーからの若手達を育成してほしいという気持ちが無きにしも非ずです。
プレシーズンマッチも徐々に消化されてきており、各若手があとどれだけアピールできる時間があるのか。
もちろん、モートンが新天地を望んでいるならば、それに勝ることはありません。
いずれにしても、今回の報道が事実であれば、モートンの幸せを祈りたくなる私なのです。