プレミアリーグの全日程が終了し、私なりに少しずつ振り返りをしております。
2018-2019シーズンを語るとき、絶対に外せないのがファン・ダイクの存在だと思います。
まさに、傑出した存在感を発揮してくれました。
シーズン開幕前に、私としては、最も期待したいプレイヤーとして、ファン・ダイクの名前をこの場であげさせていただきました。
それには理由があって、ファン・ダイクがリバプールでの2シーズン目を迎えることが、大きなポイントでした。
ファン・ダイクがリバプールへ加入したのは、2018年1月1日。
シーズン途中でのことでした。
勿論、リバプールへ来て以来、ファン・ダイクは素晴らしいパフォーマンスを見せていましたが、夏のプレシーズンをみっちりとリバプールで過ごすということが、大きな前進の助けになると考えたのです。
残念ながら、オランダ代表はワールドカップに出場できなかったわけですが、リバプール目線でいえば、それもプラスに働くだろうと、私は感じていました。
プレシーズンでリバプールのプレイヤーとしてじっくりトレーニングを積んだファン・ダイクは、より高みにのぼった気がします。
傑出したスピードを持ち、それでいて、まだまだ余裕を残しているファン・ダイク。
本気になったら、どこまで凄いことになるのか!
ヘディングで競り合う際にも、必ず味方に丁寧に繋ぐスキルには、驚かされます。
フィードも美しく正確だし、ピッチ全体を掌握するかのようなコーチング、リーダーシップも卓越しています。
いまや、リバプールの顔だと言ってもいいでしょう。
ファン・ダイクは、おそらく次のシーズンには、更に凄味を増すはず。
私は、そう確信しています。
あえて、リバプールの課題をあげるとすれば、ファン・ダイクを安心して休ませることが出来る状態にすることですね。
ゴールキーパーにはアリソンを獲得したし、両サイドバックもプレミアリーグを代表する若手が揃ったリバプール。
ファン・ダイクを軸にしたディフェンス陣は、近い将来、プレミア最強と呼ばれるのではないでしょうか。