
アンフィールドに立つフィルジル・ファン・ダイクの姿は、もはや当たり前の光景になっているように思います。
プレミアリーグ、カップ戦、そして欧州の舞台。
どの試合でも彼は当然のように先発し、当然のように90分間ピッチに立ち続ける。
リバプールに欠かせないファン・ダイク
危機を察知する読み、揺るがぬ空中戦の強さ、そして後方からチーム全体を落ち着かせる存在感。
そのすべてが、いまのリバプールに欠かすことのできないものです。
だからこそ、少しだけ心配になることが私にはあるのです。
あまりにも休みが少ない。
単なる守備者ではないファン・ダイク
センターバックというポジションは、経験が大きな武器になります。
読み、間合い、統率力。
それらは試合を重ねるほど磨かれていく。
かつてサミ・ヒーピアがそうであったように、年齢を重ねてもなおチームを支え続ける姿を私達は目にしてきました。
そこで私は思うのです。
その経験則を支えるのは何よりもコンディションであろうと。
現在のリバプールは戦術的にもセンターバックへの要求が増えていることは事実です。
高いラインを維持しながら広大なスペースを管理し、ビルドアップでは攻撃の起点となり、若い選手たちを導かなければならない。
今のファン・ダイクは、単なる守備者ではないのです。

幾多の重責を背負うファン・ダイク
チームのバランスを整え、仲間の背後をカバーし、試合の温度を調整する存在。
しかもキャプテンとしての強い責任を背負っているのがファン・ダイクです。
キャプテンとは、最も多く走る者ではなく、最も多く考える者なのかもしれないと、私はふと思うことがあります。
その負担は、目に見える数字以上に大きいはずです。
私は長くリバプールを見続けてきましたが、センターバックというポジションほど時間と共に価値が増していくものはないと感じてもいるのです。
だからこそ、ファン・ダイクには一試合でも、一年でも長くアンフィールドに立ち続けてほしいと願い続けています。
ファン・ダイクが現役として過ごす時間を短くしてしまう権利など誰にもないし、それは即ちリバプールの損失に繋がります。
時には休むこともチームのため
あの大きな怪我から復帰して以降、彼は再び世界最高峰のセンターバックとしてプレーし続けています。
しかしそれは同時に、チームがどれほど彼に頼っているかの証明でもあるように思うのです。
もちろん、彼自身はピッチに立つことを望むことでしょう。
勝利を求める選手であり、責任を背負うキャプテンだからです。
それでも私は思います。
時には休むこともまた、チームのためなのではないだろうかと。
数年先までアンフィールドのピッチに立ってほしい

ファン・ダイクが一試合でも欠場すれば、ファンは不安にもなることでしょう。
しかし、数年先までアンフィールドに立ち続ける姿を見ることができるなら、その価値は計り知れないものがあります。
リバプールにとって本当に必要なのは、今この瞬間の90分だけではない!と、私は言いたいのです。
ファン・ダイクがこれからも長くこのクラブの象徴であり続けること。
その未来を守るためにこそ、彼のコンディションを大切にする視点が、いま改めて求められているのではないでしょうか。
一日でも長く、アンフィールドの中央に立つその背番号4の姿を見続けたい。
それはきっと、多くのサポーターが抱いている願いであり、私自身の願いでもあるのです。
