UEFAネーションズリーグで、ドイツと対戦をしたオランダは、2点のビハインドを背負いながらも、試合終盤に反撃に打って出て、90+1分には、リバプールのビルヒル・ファン・ダイクが劇的な同点ゴールを奪ったことについては、今朝方お知らせをしたところです。
このドローにより、オランダはフランス、ドイツとのグループを制し、決勝トーナメント進出を決めています。
さて、この試合において、ファン・ダイクがレフリーに示した振る舞いが話題となり、世界中から賞讃を受けているそうです。
その行動とは、試合終了後にレフリーのところへ歩み寄り、ハグをするというものでした。
この日、ジャッジを務めたレフリーは、ルーマニアのオヴィディウ・ハツェガンさんという方で、つい最近お母さんを亡くされていたとのこと。
そのことを知っていたファン・ダイクは、試合後に抱擁を交わし、声をかけたのだそうです。
これは、後にオランダメディアにファン・ダイクが説明をしており、エコーも記事にしています。
Van Dijk consoling the referee last night after he recently lost his mother. Huge respect for this guy. ❤️ pic.twitter.com/2d4e6AtQW8
— The Redmen TV (@TheRedmenTV) 2018年11月20日
「彼は、目に涙を浮かべていた。お母さんを亡くしたばかりだったからね」
「ぼくは、彼のために祈ったし、良いレフリングをしましたねと言ったんだ。それは小さなことだけど、少しでも彼の助けになればね」
ファン・ダイクが取った行動は、オランダの誇りとも言えそうですね。
こういうプレイヤーがいることで、そのチーム、あるいはその国の評価が高まる。
スポーツを通じた心の交流とは、こういうことを言うのだと思います。
ファン・ダイクは、リバプールでもキャプテンのアームバンドを巻く試合が増えてきており、こういうプレイヤーをチームに持ったことを私も誇りに思います。
素晴らしい行動であり、リバプールの誇りでもありますね。