苦しい時を過ごして来たから、勝利した歓びはより大きくなる。
リバプールが、クリーンシートでシェフィールドに勝利した試合では、カーティス・ジョーンズが貴重な先制ゴールを決めました。
カーティスにとっても嬉しい、嬉しいゴールだったと思いますが、そのカーティスは、自分のゴールをアリソンとそのご家族に捧げると言っています。
不慮の事故でお父さんを亡くしたばかりのアリソン。
さすがに、シェフィールド戦ではメンバー外でした。
そのチームメイトのことを真っ先にカーティスは考えたのですね。
これは、試合後にカーティスがSky Sportsへ向けて言葉にしたことで、LFCもオフィシャルで紹介しています。
自分自身にとっても、他のメンバーにとっても難しい時期だったと思うけど、スコアシートに刻めたことを嬉しく思うよ。
このゴールは、アリのお父さんのためのものだと言いたい。
安らかに眠れますように。
もし、アリがこれを見ていてくれたならば、君のためのものだよブラザー。
彼は強い人だ。
もちろん、チームでの大きな役割を果たしている。
今日、彼はここにいないが、私達は彼がいなくて、とても寂しい思いをしているよ。
私は、この時間を借りて、彼と、彼のお父さん、そしてご家族に、このゴールを捧げたいと思う。
Love you brother ❤️🙏🏼
— Alisson Becker (@Alissonbecker) February 28, 2021
試合が終わった後、カーティスは、自身のSNSに、アリソンへの思いを投稿していました。
その気持ちに応えたのがアリソン。
カーティスの気持ち、アリソンの心。
その言葉、そのやりとり。
もう、私の解説など不要ですね。
素晴らしいチーム。
だから、リバプールはいいんです。
どんな状況でも、リバプールはリバプール。
私は、こんな彼等を誇りに思います。