
■君を忘れていない
フットボールの世界では、時間はときに残酷でもあります。
試合は続き、新しい話題が生まれ続け、ピッチから離れた選手の名前は、少しずつ語られなくなっていく。
それでも、私は言いたいのです。
ジョヴァンニ・レオーニを私達は忘れていない。
それは一部の声ではなく、多くのリバプールファンが、心のどこかで同じ想いを抱いているに違いありません。
■アンフィールドに刻まれた、確かな第一歩
2025年9月、アンフィールドにて。
カラバオカップのサウサンプトン戦で、レオーニはリバプールの一員としてピッチに立ちました。
期待の若手センターバックが、リバプールファンの目の前でベールを脱ぐ時がやって来たのです。
落ち着き、判断力、若さに似合わぬ安定感。
ファイティング・スピリットも示していたし、これから多くのリバプールファンから愛されていくだろうという予感が私にはありました。
だからこそ、試合終盤の負傷は、あまりにも残酷だった。

■前十字靭帯断裂、それでも物語は終わらない
アルネ・スロット監督の口から明かされたのは、前十字靭帯断裂という重い診断。
復帰までには長い時間が必要になるというものでした。
若いレオーニにとっては、診断を聞くことが、どれほど辛い瞬間だったことか。
だが、リバプールというクラブは、
苦しむ選手を見捨てる場所ではない。
ファンも同様だし、何よりリバプールには、素晴らしいチームメイトが沢山います。
■多くのリバプールファンが、同じ場所で待っている
声高に語られなくてもいい。
SNSで話題にならなくてもいい。
それでも、多くのファンが思っている。
「焦らなくていい」
「戻ってくる場所は、ここにある」
「君の時間は、まだ始まったばかりだ」
レオーニの帰る場所こそアンフィールド!
レオーニが歩んできた道のりを知る者ならば、この試練が彼を終わらせるものではないと理解もしている。

■誕生日に寄せて――君を忘れていない
今日、誕生日を迎えるジョヴァンニ・レオーニへ。
ピッチから離れている今も、君のことをリバプールファミリーは忘れることなどなく、、アンフィールドが待っている。
静かに、しかし確かに。
多くのリバプールファンが、君を思い、その帰りを待っている。
復帰までには沢山の苦難はあると思います。
しかし、大切なことはレオーニは一人ではないということ。
19歳の誕生日、私はレオーニにおめでとう!と言いたいし、同時に待っている!と伝えたいと思います。
ハッピー・バースデー!
YNWA
