冬の移籍市場、その窓が開く時が近づいてまいりました。
どうしても補強に目が行きがちですが、去るプレイヤーを見送ることも起こり得ますね。
リバプール関係ですと、1月におけるナット・フィリップスの去就が注目されているようです。
昨シーズンのナット・フィリップスは、センターバックの主力に負傷者が相次ぐ中、チームに多大な貢献をし、結果的にリバプールをプレミアリーグ3位に導いています。
ナットしかり、オザン・カバク、リース・ウィリアムズが本当によくがんばってくれましたね。
そのナットですが、今シーズンは出場機会が減少しています。
理由は明らかで、ファン・ダイクをはじめとした主力が元気に復帰しているから。
センターバックにおける選択肢で言えば、ナット・フィリップスは現在5番目でしょうか。
ファン・ダイク、ジョエル・マティプがいて、新戦力で獲得したイブラヒマ・コナテもチャンスをもらっている。
さらに、ジョー・ゴメスも怪我からの復帰を果たしています。
ナット自身、もっとファーストチームのメンバーとしてプレイがしたいという気持ちは持っているようです。
それは当然ですよね。
彼は、liverpoolfc.comへ向けて、例えばこんなことも言っています。
勿論、出来るだけプレイがしたいけど、競争はとても厳しいから、呼ばれるときのために準備をしておかないとね。
ところで、Evening Standardが報じるところによれば、そのナット・フィリップスを1月に獲得すべくウェストハムが検討をしているとのこと。
ナットならば、プレミアリーグで立派に活躍できることでしょう。
しかし、物事はそう簡単に行かないようにも思います。
ひとつには、ナットの将来を考えて放出をリバプールが受け入れたとしても、出す場所がウェストハムということが飲めるか?ということですね。
昨シーズンからウェストハムは力を付けて来ており、いまやトップ4争いに食い込んで来ています。
実際、リバプールが唯一敗戦を喫したのもウェストハムが相手の試合でした。
次に、ジョー・ゴメスはどうしても怪我の不安を抱えており、ジョエル・マティプもいつ怪我をするかが分からない。
年明けにはFAカップもスタートし、リバプールはカラバオカップでも勝ち残っています。
チームを盤石にするために、ナットを残すか。
それとも、ナットの将来を考えて新天地に送り出すか。
1月は、目の前に来ており、難しい選択になるかもしれません。