アウェイでのヨーロッパリーグ、対ルビン・カザン戦に勝利し、勝ち点3をゲットしたリバプール。
グループB、もう一つの試合であるシオン対ボルドーは、1-1のドローで終わっているため、リバプールにとっては、状況的にかなり改善されたと言っていいでしょう。
リバプールは、次にアンフィールドで試合をするボルドー戦に勝利すれば、その時点で自力でグループリーグ突破を決められるところまで来ました。
さて今回は、試合後のユルゲン・クロップのコメントの一部をご紹介したいと思います。
(JK)
結果、そしてはじまってから80分間は良かったね。
今日、プレイすることは簡単なことではなかったよ。
スタジアムには、独特の雰囲気があったからね。
フットボールをするには、とてもいい場所だが、他のスタジアムとは違って、ピッチの整備が行き届いていなかった。
チームにとっては、容易じゃなかったし、ポゼッションするのに影響があったね。
私達は上手くやれたよ。
チャンスも作れたしね。
もっとゴールを奪えていた可能性もある。
1点を取ったあと、私達のチームはリズムを失い、ルビン・カザンにつけいる隙を与えてしまった。
彼等は、生活をかけて戦っていたし、勝利を欲する姿を見るのは本当に素晴らしいものだったよ。
私達は、前回の試合を分析したよ。
ルビン・カザンは、とてもよく組織化されたチームだ。
私は、今夜は上手くプレイできたと思っている。
4週間、一緒にやってきたわけだし、それが普通だね。
私達は、これから一緒に経験を積んでいくことになるんだ。
フィリペ・コウチーニョがいれば、もっと素晴らしいものになっていたことだろう。
しかし私は、彼にリスクを負わせたくなかったんだ。
彼は、ハムストリングに、ちょっとした違和感を覚えていたからね。
ちょっとしたものだし、みんなは、彼はフィットできると言っていたよ。
だが私は、そうしなかった。
集中してプレイするには、ピッチが荒れていたからね。
だから私は、リスクを回避したんだ。
もし私達が、アダム・ララーナと共に、彼を起用していたら、試合はよりいいものになっていただろうがね。
最終的には、私達はチームに変更を加えたわけだが、今日の試合には満足しているよ。
クロップのコメントを見る限り、コウチーニョの出場を見送ったのは、あくまでリスク回避であり、深刻な怪我ということではなさそうです。
おそらくクロップは、ピッチの状態を実際に見た上で、負荷がかかると読んだということでありましょう。
その判断は、まず間違いなく、コウチーニョをフレッシュな状態で、週末のクリスタル・パレス戦で起用したいという考えも含まれていたと思います。
ロシアへの長旅。
その帰路も、勝って飛行機に乗るのと、そうでないのとでは、まったく違う風景が見えたことでしょう。
ぜひ、プレイヤー達には、疲れを取ってもらい、日曜日には極力ベストコンディションで臨めるように準備をしてほしいと願っています。