イングランド代表として、先日のサンマリノ戦では右サイドバックで、フル出場を果たしているナサニエル・クラインですが、既に気持ちは、週末のマンチェスター・ユナイテッド戦を見据えているようです。
サウサンプトン時代に、マンチェスター・ユナイテッドから勝利を奪っている経験をもつクラインですが、リバプールのユニフォームを着て、オールド・トラフォードへ乗り込むことは、感慨ひとしおでありましょう。
リバプールとマンチェスター・ユナイテッドは、長きに渡り激戦を繰り返してきたし、常にライバルとして、しのぎをけずってきました。
クラインの気持ちが昂ぶるのも無理はないと思います。
クラインは、そのコメントの中で、なぜリバプールへ来ることを選んだか?の理由のひとつとして、次のようなことを語っています。
「ぼくがリバプールとサインした理由のひとつは、こういったビッグマッチで、プレイしたいからだよ!」
いみじくも、リバプールとマンチェスター・ユナイテッドは、プレミアリーグ開幕から奇遇にも、ずっと同じ結果を出し続けています。
異なる部分といえば、得失点差が多少違うくらい・・・・。
両チームとも、開幕戦、第2節と勝利し、第3節はドロー、第4節には敗戦を喫しています。
ご存じのとおり、リバプールは直近の試合では、ウェストハムにやられており、マンチェスター・ユナイテッドは、スワンズに屈しています。
お互い、負けたくない試合であることでしょう。
このビッグマッチにあたり、会場がオールド・トラフォードということで、マンチェスター・ユナイテッドのファンは、勝利でなければ満足しないことでしょう。
一方、リバプールは?といえば、まずドローでも悲観することはない・・・。
とはいえ!勝ちたいですね。
この大切な試合で、大黒柱であるフィリペ・コウチーニョがいないのは手痛いことですが、災い転じて・・・となり、何か収穫があればいいな!と、私は思っています。
また、リバプールがゴールを決めるためには、ナサニエル・クラインの攻撃参加も欠かせないと思います。
クラインの攻撃参加が、直接的にゴールに結びつかなかったとしても、攻めの選択肢を豊富に見せつけることで、マンチェスター・ユナイテッドの守備網を広げてしまいたいところです。
そういった形を何度となく作れれば、自ずとつけいる隙も生じることでしょう。
無論、落としたくない試合ではありますが、思い切って、堂々と攻めていってほしいと思います。
鍵のひとつは、前述もしましたように、クラインなど、後方からのオーバーラップを見せつけつつ、マンチェスター・ユナイテッドのディフェンスラインがコンパクトに陣形を留められないように持ってゆくことかと思います。
さて、日本時間今夜(明朝)には、イングランド対スイスの試合があります。
クラインとミルナーの出場は?
出た場合、プレイ時間は?
いろいろな意味で、代表戦にも注目しつつ、土曜日を待ちたいと思います。