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自分のゴールよりも3ポイントが欲しかったと語るフロリアン・ヴィルツ

Florian Wirtz said he would have preferred three points to his goal.

勝利は、もう目前にあった。
逆転ゴールを奪い、試合の流れは、明らかにリバプールが引き寄せていましたね。
勝ち点3まで、あとわずか数秒という段階で。

それでも、フラム戦は引き分けに終わり、それが現実でした。
試合後、フロリアン・ヴィルツが口にしたのは、自身のゴールへの歓びではなく、失われたポイントへの率直な悔しさでした。
ヴィルツは、Sky Sportsへ向けて、その胸中を語っています。

VARの先にあったセレブレーションなきゴール

フラム戦での後半、リバプールは明らかにギアを上げました。
前半にハリー・ウィルソンのゴールで先制を許したものの、内容は後半に入って大きく改善。
その流れの中で、ヴィルツが同点ゴールを決めて見せます。

しかし、その瞬間、ヴィルツはほとんど感情を表しませんでした。

オフサイドの判定を覆すため、VARの確認が必要だったからです。

「オフサイドだと思っていたので、まったく祝っていなかったよ。
ゴールを決められたこと自体は嬉しいけど、それよりも3ポイントが欲しかったね」

個人の結果より、チームの勝利。
ヴィルツにとって、その優先順位は、はっきりしていたのです。

「3ポイントは、必ず取るべきものだった」

94分に逆転まで持ち込んだ展開(ガクポのゴール)を踏まえ、ヴィルツはこのように続けています。

「このリーグに簡単な試合はないと分かっているけどね。
特に、あの形で追いつき、逆転まで持っていった以上、3ポイントは必ず取らなければいけないものだったよ」

無敗記録が継続したことよりも、勝ち切れなかった事実の方が、彼の中では重かったのでしょう。

前半と後半、その違いを冷静に見つめて

後半のパフォーマンスについては、確かな手応えも口にしているヴィルツ。

「後半にピッチ上で見せた強度は、前半とは比べものにならないほど良かったと思うよ」

一方で、前半の出来には明確な課題を挙げでもいます。

「前半はプレスがうまくいかず、プレーの解決策を見つけられなかった。
でも後半は明らかに良くなり、結果として2ゴールを奪うことができたね」

感情ではなく、構造を見る。
この冷静さもまた、ヴィルツのヴィルツたる所以を物語っているように私には思えます。

ドローは望んだ結果ではない

それでも、結果は引き分け。
ホームでの試合に続くドローは、チームを楽にするものではありませんでした。

「ホームでのドローに続いて、今日も引き分けてしまった。
正直に言って、これは僕達が望んでいる結果ではない。もっと上を目指しているからね」

ヴィルツは、こう締めくくりました。

「もっと良くしていかなければいけない部分はあるよ。
でも、それもプロセスの一部だ。次の試合では、また本来の姿を見せたいと思う」

ゴールを決めても、満足しない。
勝ち点3を基準に、自らを測る。

その姿勢は、ヴィルツがすでにこのクラブの“現在”と“未来”を背負い始めていることを物語っているように思えます。
朝日が昇ろうとする確かな気配であってほしいですね。

(付記)
フラム戦後のコメントについては、キャプテンのファン・ダイクが述べたものもご紹介しています。
よかったら、下記のリンクからご覧ください。
【関連記事:アーセナル戦を前にファン・ダイクが見据えるもの――現実を受け止め、次なる戦いへ】

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