先ほど、プレミアリーグ第5節のウルブス対リバプール戦が終了しました。
試合序盤に失点をしたリバプールですが、セカンドハーフになるとテンポが上がり1-3のスコアで逆転勝利を飾っています。
これで、プレミアリーグ4連勝ですね。
代表の試合が入った直後、しかもアウェイでのランチタイムキックオフということで、私は試合前には内容よりも結果をと書かせていただきました。
疲れがあったプレイヤーが多い中、本当によく戦ってくれたと思います。
この試合の得点経過については、次のとおりです。
▲7分:失点
■55分:コーディ・ガクポ
■85分:アンディ・ロバートソン
■90+1分:オウンゴール
ファーストハーフに関しては、リバプールの良さが出ませんでしたね。
ある程度、こういう状態になることは予想できたものの、何よりセカンドハーフで盛り返したところが素晴らしかったと思います。
チームにテンポをもたらしたのは、セカンドハーフの冒頭にピッチへ入ったルイス・ディアスでした。
同点ゴールとなったコーディ・ガクポの得点ですが、ウルブスのボックス近辺で密集状態となった中、ディオゴ・ジョタが相手の股下を抜くパスを出し、ボールを受けたモハメド・サラーがシュート性のキック!
詰めていたコーディ・ガクポがゲットしています。
逆転ゴールは、この日ゲームキャプテンを務めたアンディ・ロバートソンが決めています。
中途半端なゴールキックを奪ったロボは、右斜めに走るモーへボールを開き、そのままゴール前へと突進して行きます。
そこで生まれたのが、モーとの大きなワン・ツー!
気迫のあるゴールでしたが、とても丁寧に決めてくれたと思います。
もう1点がリバプールに来ます。
ダルウィン・ヌニェスが相手を背負って踏ん張り、右のモーへ。
モーが冷静にハーヴェイ・エリオットへとボールを渡すや、ハーヴェイ・エリオットは左足のシュート!
左足のアウトサイドにかけていたようにも見えましたが、実に良いシュートでした。
ただ、記録上はオウンゴール。
ええ、ハーヴェイ・エリオットのゴールでいいじゃないか!と思った私がいます。
それにしても、何故にリバプールはランチタイムキックオフがアウェイゲームばかりなのでしょうか?
ファーストハーフを見る限り、ランチタイムキックオフは鬼門か!と思ってしまったのですが、今シーズンのリバプールならばひっくり返す!と信じられた自分でもありました。
アレクシス・マクアリスターは、ハーフタイムでルイス・ディアスと交代をしていますが、これは明らかに得点を奪いに行くぞ!というメッセージになったと思います。
アルゼンチン代表としてプレイをして、すぐにスタメンですからアレクシス・マクアリスターも大変だったことでしょう。
それに、イエローカードも受けていましたから、交代が良い方向に回って安堵ですね。
リバプールのファーストハーフについてですが、ジョー・ゴメスを右サイドバックで起用して、トレント・アレクサンダー=アーノルドと同じような役割を与えるとは、ちょっと予想外でした。
セカンドハーフの方が落ち着いてプレイが出来ていたように感じます。
また、試合の最終盤にはイブラヒマ・コナテがピッチインしており、やはり強い!と思わせてくれたのはさすがだと思います。
ジャレル・クアンザーが傷んだために急きょ交代になったものでしたが、クアンザーとすれば初のスタメンだったし、全力で戦った証だと言えるでしょう。
とにかく勝つことが大切であり、こういう試合で勝ち点3を奪ったことは大きいですね。
セカンドハーフで見せたリバプールのメンタリティーは素晴らしかった。
この試合では、僅かな時間ではありましたが、新戦力のライアン・フラーフェンベルフがピッチに入りました。
柔らかいタッチを持っているタレントだなと感じさせるものがあり、今後に期待ですね。
それにしても、誰もが疲れている状況下において、100分を超える試合をさせるとは・・・。
追加タイムの取り方も、ぜひプレイヤーのことも考えて見直して行ってほしいと思います。
リバプールにテンポをもたらしたルイス・ディアス、3得点すべてに絡んだモハメド・サラー、決勝ゴールを決めたアンディ・ロバートソン。
全員ががんばった結果であることは勿論ですが、この3人の仕事ぶりには胸を打たれました。
これからも連勝を続けて行きたいですね!
なお、この試合でリバプールは、5人の交代枠を使っています。
そちらをご紹介して、この稿を閉じたいと思います。
■46分:アレクシス・マクアリスター→ルイス・ディアス
■56分:コーディ・ガクポ→ハーヴェイ・エリオット
■56分:ディオゴ・ジョタ→ダルウィン・ヌニェス
■82分:ジャレル・クアンザー→イブラヒマ・コナテ
■90+3分:モハメド・サラー→ライアン・フラーフェンベルフ