プロフットボールにとっては、いかに収入面において良い数字を出せるか!という部分もチームづくりにおいて、無視できないファクターだと思います。
さて、監査法人デロイトが、2015-2016シーズンにおける世界のフットボールクラブの収入ランキングをランク付けした上で公表しています。
まず注目したいのは、昨年まで11年間連続でトップの座にいたレアル・マドリードが首位の座を明け渡したこと。
レアルを抜いてトップとなったのは、マンチェスター・ユナイテッドだと報じられています。
まぁ、ユナイテッドに関しては、毎シーズンのように上位に名を連ねていましたからね。
イングランド勢ですが、決して悪い結果は出ておらず、トップ20のうち、最多となる8クラブがランクインを果たしています。
注目のリバプールですが、9位という評価を受けています。
ちなみに、リバプールより上だとされているプレミアリーグのチームは、ユナイテッド、シティ、アーセナル、チェルシーだとのこと。
しかし、7位のアーセナルと8位のチェルシーとの差については、さほど大きな開きはありません。
以前、私があるテレビ番組で、各クラブの収入、その内訳を見たことがあるのですが、リバプールが比較的弱いのは、観客動員に伴うチケット販売料だとされています。
これは、アンフィールドのキャパシティーが影響していたものと、私としては考えています。
しかし、リバプールは今シーズンからスタジアムを拡張しており、間違いなく改善に向かうことでしょう。
あとは、何と言ってもチャンピオンリーグ出場権を逃していることも大きいと推察します。
このデータに触れてみて、私なりに思うことは、リバプールは何もスペシャルなビッグネームを呼ばずとも、いい試合が出来ることが現実にあると思います。
また、今シーズンの結果でCLに出場し、拡張されたアンフィールドからの収益があがれば、次回までに順位をランクアップさせることも、十分に可能でありましょう。
あとは、もう一つ大切なのは、スポンサー収入ですね
これは、フロントのビジネス交渉力にかかっていると思われます。
スポンサー収入を良質な企業との間で締結する努力を惜しむことなく模索し、とにかくチャンピオンズリーグの常連に戻る。
まずは、そこから実現していきたいところです。