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リバプール躍進の背景にはディフェンス力の向上があった


2018-2019シーズンのリバプールは、大きな躍進を遂げました。
プレミアリーグのタイトルこそ逃したものの、獲得した勝ち点は97ポイント。
これは、堂々たる戦績ですね。
また、チャンピオンズリーグでは優勝を果たし、シーズンのフィナーレに花を添えています。

昨シーズンのリバプールは、いわゆるフロントスリーが躍動し、大注目をされました。
勿論、今でも、今後もモハメド・サラー、ロベルト・フィルミーノ、そしてサディオ・マネの3人は、リバプールの中心であり看板であり続けることでしょう。

一方、今シーズンにおけるリバプール躍進の背景には、ディフェンス力の明らかな向上があったと、私は思います。

まず、何と言ってもアリソンとファン・ダイクの加入が大きかったですね。
この二人が入ったことで、周囲のプレイヤーにも良い影響を与え、全体的なレベルアップが図られたと思います。

プレミアリーグで言えば、38試合を戦ったリバプールが許した失点は僅か22。
これは、プレミアリーグの全チーム中最高の成績です。

特に、ファン・ダイク効果は大きく、センターバック陣のパフォーマンスが、総じて向上したと思います。
ジョー・ゴメス、ジョエル・マティプ、デヤン・ロブレンといったメンバー達が、プラスの影響を受けていたのは事実ではないでしょうか。

また、ディフェンス陣の貢献は、攻撃面でも生きました。
ファン・ダイクとアリソンは、フィード力に優れ、トレント・アレクサンダー=アーノルドとアンドリュー・ロバートソンは、素晴らしいクロスを供給し続けました。
これは、リバプールの攻撃におけるバリエーションを間違いなく豊富にしたと、私は考えています。

必勝を期すチームは、やはりディフェンスの力が必須。
そういった意味で、リバプールは理想的なチームに近づいてきた。
そう言ってよさそうです。

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