プレミアリーグ

リバプール戦でのマンチェスター・ユナイテッドの行為に処分が下される


2020年1月19日(日)に開催されたプレミアリーグ第23節のリバプール対マンチェスター・ユナイテッド戦。
試合は、2-0のクリーンシートでリバプールが勝利していますが、そのワンシーンとしてロベルト・フィルミーノのゴールがVARの介入によって取り消されるという出来事がありました。
取り消された理由は、ボビーにボールが渡る前に、デ・ヘアと競り合ったファン・ダイクにファールがあったというもの。

このとき、レフリーはボビーのゴールを認めていますが、デ・ヘアをはじめとしたマンチェスター・ユナイテッドの選手達がクレイグ・ポーソン主審を囲み込んで猛烈に抗議をするというシーンがありました。
レフリーを取り囲む行為はルールで禁止されており、BBCが報じるところによれば、この行為に対して£20,000の罰金処分が下されたとのこと。
マンチェスター・ユナイテッドも認めているそうです。

レフリーを取り囲むといえば、かつて一時期ですが、よくチェルシーがやっていましたが、禁止行為と頭では分かっていても、熱くなっていて制御できなかったということでしょうか。
それくらい、ボビーのシュートが決まっていれば、大きな差になるタイミングであり、流れは更にリバプールへと傾くところでした。

あのときのボビーが放ったシュートは、実に美しいものであり、個人的には認めてほしかったなという思いがありますが、結果的にクリーンシートで勝利しているので、仕方なしというところでしょうか。

今シーズンのプレミアリーグには、VARが導入され、何かと物議を醸すことが増えて来ています。
新しい技術、テクノロジーを使用する場合には、過渡期があるのかもしれませんが、VARチームと主審の間における役割の明確化、合理性の確保。
このへんは、課題としてあげられそうです。

重大な誤審を正すためには、非常に効果的だと思う一方、重箱の隅をつつくようなVARの介入は、今後議論をして、フットボールの醍醐味を損なわないようにしてほしいですね。

さて、リバプール。
プレミアリーグも後半に入っており、無敗で来ている勢いを継続したいし、むしろ加速させたい。
仮に、VARによって局面が左右されることがあったとしても、90分で勝つ。
それくらい強さを示して行きたいし、そんなチームになって来ていると感じます。
ファン・ダイクとデ・ヘアの競り合いが、本当にファールだったのか?
いろいろ意見は分かれることと思います。
今回のユナイテッドに対する処分は、ルールを改めて確認するという点では意味があるのかもしれません。
こういうシーンでは、キャプテンの役割が重要になる。
そう感じた私でした。

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