プレミアリーグ

リバプールとマンチェスター・シティ 勝ち点22ポイント差が意味するもの


既にお伝えをしたとおり、プレミアリーグ第25節においてトッテナムに敗れたマンチェスター・シティ。
この結果により、首位リバプールと2位マンチェスター・シティとの勝ち点差は22ポイントに拡がっています。
プレミアリーグの残り試合は、当然ですが、1試合ずつ減って行くわけで、実際22ポイント差というのは、大きな開きになったと言えるでしょう。

一応、プレミアリーグ第25節を終えた段階における上位4チームの勝ち点を見てみると、次のようなものになっています。

■1位 リバプール:勝ち点73(得失点差+45)
■2位 マンチェスター・シティ:勝ち点51(得失点差+36)
■3位 レスター:勝ち点49(得失点差+28)
■4位 チェルシー:勝ち点41(得失点差+9)

ご覧のとおり、勝ち点のみならず、得失点差においても、リバプールが他のチームを圧倒しています。
その要因、大きなものは、リバプールの失点が非常に少ないという事実もあげられます。

単純に、勝ち点22ポイント差と申しますと、プレミアリーグの残り試合が13試合ですから、マンチェスター・シティが残り試合で全勝をしたと仮定して、それでもリバプールは7敗をしたとしても、勝ち点でリバプールが上回ることとなります。

今シーズンのリバプールが、残り13試合で7敗をするということは、まず考えられず、30年ぶりのトップリーグ制覇がはっきりと見えて来た。
そう言っていいと思います。
プレミアリーグが創設されて以降でいえば、初優勝ということになります。

数字的には、絶対的優位に立ったリバプールですが、気持ちを緩めることなく、とにかく眼前の一試合に集中して、よりパフォーマンスを向上させて行きたいですね。
負傷者を出さないように留意をし、ひとつずつ勝利を積み上げて行けば、結果はおのずとついてきます。

さて、ここまでプレミアリーグでの首位争いに差がつきますと、チャンピオンズリーグへ臨むスタンスにも多少なりと影響はありそうです。
間違いなく、マンチェスター・シティは、プレミアリーグよりもチャンピオンズリーグという気持ちで来ることでしょう。

リバプールは、現ヨーロッパチャンピオンであり、2連覇を狙っています。
プレミアリーグとチャンピオンズリーグ。
この両立を成し遂げるためにも、選手起用の妙が試されるときかと。

こういう状況になると、繰り返しになりますが、やはり避けたいのは負傷者を出すことですね。
これまでのリバプールは、決して簡単な戦いをしてきたわけではありません。
開幕戦におけるアリソンの負傷離脱、センターバックの危機、ファビーニョの長期離脱などもありました。
また、現在はサディオ・マネやジェイムズ・ミルナー等が戦列を離れている状態。

今回のウィンターブレイクの間に、リカバリーして、今一度スパートを仕掛けたいところです。
サディオ・マネ、ジェイムズ・ミルナー、シェルダン・シャキリと、まだリバプールは負傷者を抱えています。
彼等が帰って来たとき、より強いリバプールを具現する。
そんなシーズン後半になることを願って。

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