プレミアリーグ

リバプールの2019-2020シーズンを振り返る episode1


リバプールの2019-2020シーズン。
その全日程が終了しました。
今シーズンは、30年ぶりにイングランドのトップリーグ制覇を果たすという悲願を達成したリバプール。
最高の年になったと言ってもいいでしょう。
新シーズンを待つ間を活用して、2019-2020シーズンの振り返りを行って行きたいと思います。

まず、今回は初回ということで、開幕戦となったリバプール対ノリッジ戦を取り上げてまいります。
この試合は、2019年8月9日(金)に開催されたもの。
2018-2019シーズンでは、素晴らしい戦績を残したリバプールですが、最終的には僅か1ポイントの差で2位となっていました。
それを考えれば、今シーズンこそ!という思いが強かったでしょうし、気持ちとしては100ポイント近くまで勝ち点を取りまくる気概をもって臨んだ試合だったのではないでしょうか。

開幕戦のノリッジ戦でのスタメン。
ユルゲン・クロップ監督がチョイスしたメンバーは、次のとおりでした。

先に試合結果を書いてしまうと、4-1のスコアでリバプールが勝利しています。
試合内容的にはリバプールが圧倒しており、6ゴールくらいを取っていたとしても不思議ではない試合でした。
ただ、とにかく開幕戦では結果を出すことが最優先。
上々のスタートを切ったリバプール。

ただ、試合自体はほぼパーフェクトでしたが、開幕戦からリバプールに暗雲が立ちこめます。
守護神であるアリソンが、キックをしようとした際に負傷。
ファーストハーフのうち、39分には控えのアドリアンと交代をしています。

アリソンがいることで、リバプールはヨーロッパチャンピオンを獲得する大きな力を得ていたし、アドリアンはキャリアはあるものの、リバプールへやって来て間もない時期であり、チームとしての練習をする時間さえなかった。
アリソンの離脱が長引くことを想像すれば、世界中のリバプールファンが、「今年もダメか」と思ったとしても不思議ではありませんでした。
おそらく、「何てことだ!何てついていないんだ!」と、頭を抱えたファンも多かったことでしょう。

必然、試合には完勝したものの、リバプールファンは手放しで歓べないという感情を抱いていた。
どうなるリバプール!?
不安を抱えつつも、とにかくリバプールの2019-2020シーズンはスタートした。
初っぱなから暗雲が立ちこめる中、その後リバプールはいかに戦ったか?
そのことを今後も綴ってまいりたいと思います。

この稿の結びに、得点経過と選手交代に触れておきたいと思います。

■7分:オウンゴール
■19分:モハメド・サラー
■28分:ファン・ダイク
■42分:ディボック・オリギ
▲64分:失点

リバプールの先制点となったオウンゴールですが、ディボック・オリギが左からクロスを放ったことから生まれたもので、仮にそれをディボック・オリギのゴールとするならば、この試合でディボック・オリギは、2ゴールに関与したことになります。
本人とすれば、この上ないスタートになりましたね。

また、失点した時間帯には、既にアリソンはピッチにいませんでした。
圧勝と不安。
これが、リバプールのスタート。

■39分:アリソン → アドリアン
■74分:ディボック・オリギ → サディオ・マネ
■85分:ロベルト・フィルミーノ → ジェイムズ・ミルナー

ゴールキーパーの途中交代は計算外であり、サディオ・マネはコンディションの関係でリスクを避けてベンチスタートとなっていた試合でした。
ボビーの交代については、試合の趨勢が固まったことにより、ユルゲン・クロップ監督が打った戦術的交代。
こうして、リバプールの新シーズンがスタートしたのでした。

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