ヨーロッパカップ戦

あれから36年 ヘイゼルの悲劇 心から哀悼の意を表します


スター・プレイヤー達がピッチに舞い、激しいバトルを演じるフットボール。
その姿に観客は熱狂します。
リバプールは、長い歴史をもつクラブであり、幾多の栄光もあれば、悲劇もあった。
今から36年前の今日、1985年5月29日は、『ヘイゼルの悲劇』と呼ばれる事件が起きた日に当たります。

このヘイゼルの悲劇は、ベルギーのヘイゼルスタジアムで開催されたUEFAチャンピオンズカップ決勝、リバプール対ユベントス戦の際に起きてしまったものです。
試合の開催に当たり、両チームのサポーター間に混乱が起き、39人の尊い命が犠牲となっています。
あまりに悲しい出来事であり、あってはならないことでもありました。

負傷者は400人を超えるとも言われ、フットボール史に残る悲劇、大惨事に。

ここに、お亡くなりになった方々へ、心から哀悼の意を表します。

こうした悲劇は、もう2度と起こってほしくない。
ただ、ヘイゼルの悲劇を消すことは出来ません。
大切なことは、この事件を教訓として行くことだと思います。

いかに安心してスタジアムへ足を運べるか。
お年寄りからお子さんまでもが、安全に試合を楽しめるか。
その環境をつくり、熟成させて行くことが、私達に課された責務だとも思います。

こういった節目の日に、皆で考え、よりよい在り方を真摯に考えて行く。
それが大切ではないでしょうか。

イングランドで言えば、当時と比べて、スタジアムの安全性は、かなり高くなっていると言っていいでしょう。
しかし、油断は禁物だし、日々安全面への取組を続けて行くべきだと思います。

すべての人々が、安心してフットボールを堪能できる場をつくって行くことが肝要ですね。
36年前に起こったヘイゼルの悲劇。
ここから私達が何を学び、今に、将来にどう生かしていくか。
それが問われているのだと思うし、この節目にあたり、今一度皆でよく考えてみることが大切ですね。
今日、この日にあたり、犠牲になった方々の御冥福を重ねてお祈り申し上げます。

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