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3年前の今日 アリソンがリバプールのプレイヤーとなった日

Alisson Becker

遡ること3年前の今日、それはアリソンが正式にリバプールの一員となった日にあたります。
レッズにとっては、悲願ともいえるワールド・クラスのゴールキーパー獲得でした。
私なりに、リバプールにおけるアリソンを一言で表すならば、それは『優勝請負人』!

ブレンダン・ロジャーズ体制が求心力を失った中で、新指揮官に就任したのがユルゲン・クロップ。
ユルゲン・クロップ監督は、徐々にレッズの競争力を高め、ロベルト・フィルミーノを覚醒させ、サディオ・マネ、モハメド・サラーと攻撃陣を充実させて行きます。
また、若いトレント・アレクサンダー=アーノルドを重用し、左のアンディ・ロバートソンとともに、世界屈指の両サイドバックを構築するに至ります。

しかし、何かが足りなかった。
それは明らかにディフェンス力。

ユルゲン・クロップ監督は、守備を強化するために、粘り強く交渉をし、センターバックにファン・ダイクを連れて来ます。
これが、タイトルへの王手となった。
そして決定打が、アリソンの獲得でしたね。

アリソンは、3年前にリバプールへやって来ましたが、以来、チャンピオンズリーグで優勝、翌年にはプレミアリーグのタイトルをリバプールにもたらしています。
ファン・ダイクとアリソンを揃えたことで、リバプールは名実ともにタイトルに値するチームとなった。

アリソンのリバプール入りが決まった際、ユルゲン・クロップ監督が、どんなことを言っていたか。
それは、この場でもご紹介をしましたので、今一度、振り返ってみたいと思います。

Jürgen Klopp
ここ最近の数週間において、世界で最も素晴らしいゴールキーパーの一人を連れてくる機会が訪れた。
長くは考えなかったよ。
正直に言えばね。
すべきことはといえば、少しオーナーと話をすることだった。
彼等は、とても興奮していたよ。
そして、私達はそれをやった。
そうすべきだと、私は思ったんだ。
彼は、金額に替えられない。
私達は、価格のことについては、何もすることはできないからね。
これはマーケットだからだ。
ゴールキーパーの価値を示すことにはなるだろうね。
それは勿論だ。
今後、数週間のうちには、多くのことが起こることだろう。
それはそれとして、私達は、彼をここへ連れて来ることが出来て、本当にハッピーだよ。
彼の英語は、驚くほどに上手いね。
それに彼は、素晴らしい人格者だ。
ここ数年で、彼は多くの経験を積んできた。
ヨーロッパで、ローマで、彼は傑出したハイ・レベルなプレイを見せたし、ワールドカップでもそうだったね。
ブラジルにとっては、ラッキーではなかったが、彼はワールドカップで本当によくやっていたよ。
だから、これは実に良い時だったね。

聞くところによれば、リバプールとアリソンの間では、既に契約延長へ向けた話し合いが行われており、それも大詰めに来ているといいます。
2026年までの新長期5年契約になるだろうと見られているわけで、リバプールにとっては、心強い守護神が今後もゴールマウスを守ることが予想されます。

これまでアリソンは、リバプールでの公式戦に130試合出場し、ゴール数が1。
この1ゴールは、本当に光り輝いていると思います。
不慮の事故でお父さんを亡くしたアリソン。
天国のダディに捧げる渾身のヘッドだった。
新シーズンには、ファン・ダイクも戻って来るし、ますますの活躍を期待したいと思います。

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