ルート・フリットという名前を出しましても、古くからのフットボールファンでなければ分からないかもしれません。
ただ、オランダのレジェンドですから、若い方々でもその存在をご存知かもしれませんね。
ルート・フリットは、クラブレベルにおいてはACミランでの活躍が印象的だったと思います。
そのルート・フリットが、ファン・ダイクのことを批判したそうです。
同じオランダ人として、評価が厳しくなるのでしょうか。
あのレアル・マドリード戦でリバプールが大敗をした後に、フリットはファン・ダイクの守備を批判したとのこと。
これは、フリットがMirrorへ向けて語ったものだそうです。
ファン・ダイクは、スケート選手のように両手を後ろにまわし、スケート選手のように膝を曲げるね。
彼の姿勢は前傾なんだよ。
膝を曲げて、両手を後ろにまわしているだけだから、ストライカーがシュートをしたときにはハンドは防げるね。
私にしてみれば、いとも簡単なことだよ。(対峙するのは)
不器用に見えるね。
フリットの発言、批判について問われたファン・ダイクは、次のように語ったとのこと。
こちらはTalksportが伝えています。
Virgil van Dijk
そのことに関しては、何も言うことはないよ。
私は、高い基準(スタンダード)を設定している。
そこに縛り付けようとする人々もいるけど、私はそれをやろうとトライをしているんだ。
大きな怪我から復帰して、6週間も欠場をするのは辛いものさ。
その中で、3試合で90分間プレイをしたことは、私が誇りに思っていることであり、一生懸命に取り組んで来たんだ。
ファン・ダイクの言葉から、私はユルゲン・クロップ監督の会見を思い出しました。
怪我から戻って来たディオゴ・ジョタとロベルト・フィルミーノを実戦で使ったときのことです。
あのときは確か、長い怪我から戻ってピッチ上で15分間プレイをするのは拷問のようなものだ。
そんな趣旨だったと思います。
フリットの現役時代は、素晴らしいスターでしたが、以前からファン・ダイクに対しては辛辣ですからね。
気にする必要はないと思うし、ファン・ダイク自身が一番よく分かっていることでしょう。
プロのフットボーラー、すべてのアスリートは、本当に大変だなと実感します。
栄光を勝ち取れば賞讃され、良くないプレイをすればバッシングを受ける。
相当なメンタルを持っていないと務まらないと思います。
ファン・ダイクは強い人ですから、むしろ奮起すると私は信じています。