
スポーティングディレクターだったリチャード・ヒューズがサウジアラビアへ去ったため、LFCは新しいスポーティングディレクターを決める必要性がありました。
それも、できるだけ早く。
この度、リバプールが公式発表をし、ジュリアン・ウォードが新スポーティングディレクターに就くことが決まりました。
リバプールのオーナーグループであるFSGは、ジュリアン・ウォードをこの役職に就けることを真剣に考えていると言われており、予定どおりでありつつ、早期に課題を解決したと言っていいと思います。
それも、おそらくベストな形で。
FSGのテクニカルディレクターからの登用
ジュリアン・ウォードは、FSGのテクニカルディレクターを務めて来ており、今回の人事はグループ内での登用ということになります。
その形をFSGは望んでいたと聞きますし、ジュリアン・ウォードも快く受託した模様。
リバプールがジュリアン・ウォードのスポーティングディレクター就任を検討 新たな体制構築も視野に
ジュリアン・ウォードとLFCとの関係
ジュリアン・ウォードとリバプールFCとの関係は、14年以上にわたっています。
2012年にクラブのフットボール部門に加わり、スカウティング、選手獲得、選手育成の戦略を支える役割を担ったのが始まりでした。
リバプール加入以前には、マンチェスター・シティやポルトガル代表で、クラブおよび代表チームの双方に関わる仕事も経験しています。
リバプールでの最初の在籍期間には、欧州スカウティング・マネージャーやローン選手管理部門のディレクターなど、戦略面で複数の重要な役職を歴任しています。
アシスタント・スポーティングディレクター、そしてスポーティングディレクターを務めたことは、よく知られており、2023年に後者の職を退いていたというのが略歴です。

ジュリアン・ウォードSD就任を主導したのはマイク・ゴードン
新スポーティングディレクターの人選において、それを主導したのはFSG会長のマイク・ゴードンだと見られています。
LFCは、オフィシャルでゴードン会長のコメントを発していますので、それは間違いないことだと思います。
では、ゴードン会長は何を語ったのか。
このタイミングでジュリアンが我々のフットボール・オペレーション部門を率いることを引き受けてくれたことを、大変うれしく思っています。
何よりも、フットボール界全般、そして特にリバプールFCについて豊富な経験を持つ彼こそ、この役職に理想的な人物だと考えているからです。
彼が持つ知識と専門性は、我々のフットボール部門をさらに強化してくれることでしょう。
同時に、ヘッドコーチとして非常に良い仕事を続けているアンドニ(イラオラ)が必要とするサポートを確実に受けられる体制にもつながります。また、ジュリアンの就任は、これまでリバプールにとって常に良い結果をもたらしてきた長年の関係が継続することを意味します。
我々は、その関係が次の段階へ進んでいくことを非常に楽しみにしています。
ジュリアン・ウォードのコメント
スポーティングディレクター就任にあたって、ジュリアン・ウォードが発したコメントもご紹介しておきます。
これは、LFCが公式に発表しているものを私なりにまとめたものです。
この役職を引き受けることができ、本当に興奮しています。
また、オーナー陣から寄せられた信頼に心から感謝しています。10年以上にわたってリバプールのフットボール部門の一員として働いてきたことで、この役職に伴う難しさを十分に理解していますし、それを実際に経験してきました。
同時に、この偉大なクラブに求められるもの、そしてクラブが抱く野心についても、はっきりと理解しています。
現在のリバプールは、ピッチ内外で非常にエキサイティングな時期を迎えています。
変化とチャンスが同時に訪れている一方で、長年クラブを支えてきた文化、価値観、原則は、これまでと変わらず強く根付いています。フットボールクラブとして、我々は選手やスタッフの継続的な成長を促しながら、最大限のパフォーマンスを引き出せる環境を作り続けていきます。
アンドニをはじめ、AXAトレーニングセンター、アカデミー、AXAメルウッドで働く幅広いスタッフとともに、クラブを前進させ続けるために必要な専門性、才能、そして環境が我々には整っています。
こうした強固な基盤、そして近年フットボール・オペレーション部門が積み上げてきた仕事をさらに発展させていくことは、非常に大きな責任であると同時に、大きな名誉でもあります。
リバプールFCの成功を支えてほしい
ここまで、ジュリアン・ウォードのLFCスポーティングディレクター就任についてお伝えしてきました。
何よりジュリアン・ウォードは、リバプールとの関係が深い人物であり、ユルゲン・クロップ時代を支えた人でもあります。
いまや、優れたスポーティングディレクターを持つということが持つ意味は、非常に大きなものがあります。
ジュリアン・ウォードによって整えられていくリバプールの時代が輝かしいものであることを祈ります。
