
各国の代表戦の後には、プレミアリーグが再開されます。
リバプールは、いきなりのマンチェスター・シティ戦!
状況が状況だけに、アンフィールドがどんな雰囲気になるのか、待つ身としても多少の緊張感を覚えます。
その再開を前に、今回は夏に獲得した新戦力のうち、ロナルド・アラウホについて取上げたいと思います。
アラウホといえば、バルセロナからのローンであり、ブラッドリー・バルコラほどの話題性があったとは言えず、ジェレミー・ジャケのように将来性を大きく期待されて来たわけでもありません。
しかし、夏の補強という意味で見た場合、アラウホの加入はリバプールにとって大きく、それは数字にも表れています。
安定して来たリバプールのディフェンス
アラウホをスタートから起用することにより、リバプールのディフェンスが安定して来たことはSky Sportsも報じていました。
それが数字にも顕著に表れているのだと。
特にディフェンス面において、アラウホを右サイドバックに入れたことで、明らかにリバプールは失点が減っています。
開幕3試合目以降の改善
プレミアリーグが開幕し、リバプールはまずニューカッスルと2-2のドローを演じます。
決して内容は悪くなかったものの2失点をしたことで勝ち点は1。
次に2戦目のノッティンガム・フォレスト戦でも2失点を喫してドロー。
開幕から2試合続けて複数失点のドロースタートだったわけです。
イラオラ監督は、プレミアリーグ第3節から右サイドバックにアラウホを起用。
その後リバプールは、数字的にも改善されていきます。
顕著に失点が減少
前述したとおり、開幕から2試合では守り切れなかったリバプールですが、アラウホをスタートから使った3戦目以降を見ると、1試合で2点を奪われることはなく、直近5試合の失点数は合計わずか2にとどまっています。
さらに言えば、この2失点もチャンピオンズリーグ(リーグフェース)のアトレティコ・マドリード戦での失点1とカラバオカップでのトッテナム戦での1失点であり、プレミアリーグではクリーンシートを継続。
クリーンシートを達成すれば、勝ち点3の可能性がはるかに高くなりますから、ディフェンスの安定は重要です。
傑出した空中戦での勝率
イプスウィッチ戦以降のプレミアリーグということで見ると、Sky Sportsのデータによれば、アラウホは空中戦で15回の勝利を収めています。
これは、同期間におけるリバプールの他のどの選手と比べても、2倍以上の数字であることが驚きです。
アラウホの15回がトップで、2位はファン・ダイクの7回、3位はジャケの6回、4位はフラーフェンベルフで4回となっています。
右サイドバックを補ったことが大きい
ご存知のとおり、今シーズンのリバプールは右サイドバックに不安を抱えています。
コナー・ブラッドリーの長期離脱が最も痛く、ジェレミー・フリンポンもディフェンス面では多少の不安が残る。
それを3試合目以降で改善したのが、アラウホの右サイドバック起用でした。
アラウホの役割は、逆サイドでプレーをするミロシュ・ケルケズと同じ動きをすることではありません。
アラウホがいることで、リバプールは最終ラインを3枚にしてビルドアップするという選択肢を持つことができるようになりました。
またアラウホは、危険を察知して横方向にカバーへ入る守備的な感覚も備えていますので、そういった点がクリーンシートが増加した理由になっていそうです。
アラウホの存在によって、イラオラ監督のチームは、相手のサイドチェンジやセットプレーから生じる危険に対して、以前ほど脆さを見せなくなってきているように感じます。
バルセロナでは厳しい状況になりつつあったアラウホが、リバプールで覚醒するか。
こういう選手がアンフィールドで輝きを取り戻すこともファンの楽しみですね。
