親善試合として、ダブリンで開催されたアイルランド対イングランドですが、結果的にはスコアレスドローで終わっています。
アウェイでの親善試合とはいえ、イングランドにとっては、決して満足のいくものではなかったことでしょう。
この試合では、リバプールから、ジョーダン・ヘンダーソン、アダム・ララーナ、ラヒーム・スターリングが先発を果たしています。
また、まだリバプールのプレイヤーにはなっていませんが、ジェイムズ・ミルナーも先発フル出場となりました。
会場では、少なからず、スターリングへのブーイングが起こったようで、66分には、ベンチに下がっています。
試合後、ロイ・ホジソンは、「ラヒームは、もっと面の皮を厚くする必要がある」と述べつつ、「私は彼を信頼している」ともコメントしています。
ただ、はっきりとは言っていないものの、会場の雰囲気が、少なからずスターリングのプレイに影響していた・・・と、見たのかもしれません。
スターリングは、二十歳の若者だし、まだまだ将来のあるプレイヤーです。
こんなにも若い時期に、ヒール役になってしまうのは、彼にとっても不幸だと思います。
そのへんも代理人は考慮の中に含めて、考えてほしいものです。
ヘンダーソンをはじめ、チームメイトは、スターリングをかばい続けていますが、間違いなくファンの気持ちは、スターリングから離れていっている現状。
簡単にいえば、このままではよくないですね。
クラブもスターリング・サイドも、もう一度原点へ戻って、建設的な話し合いの場をつくれるよう、迅速に対応すべきだと思うのですが・・・。
とはいえ、そんな中、クラブは、監督続投を決めたものの、側近達はねこそぎ交代させる手段を取りました。
監督、コーチ問題で揺れる中、スターリングとの交渉について、誰が事実上の窓口になるのか?
悪くすると、混迷の度合いを拡げかねないだけに、しっかりとしたクラブ、チームの基礎を固めてほしいですね。