
2026/27シーズンを前に、リバプールはフランスから若きセンターバック、ジェレミー・ジャケを迎えることになります。
20歳ということで、センターバックとしては若いとはいえ、いまや年齢で問う時代ではなくなりつつありますね。
実際、私はジェレミー・ジャケにおおいに期待をしています。
今回は、いろいろ動画を見返した上で感じたジェレミー・ジャケのプレースタイルについて書いてみたいと思います。
彼の加入が決まった際も、それには触れていますので、よかったら下記のリンクもご参照ください。
リバプールが20歳CBジェレミー・ジャケを獲得へ──フランス育成が生んだ“インテリジェンス型DF”
私が見たジェレミー・ジャケの特徴
- リーチが長く、対人で優位に立てる
- フィード能力が高く、後方から攻撃を組み立てられる
- ボールを保持したまま持ち上がる推進力がある
- カバーできる守備範囲が広い
各ポイントの解説
1.リーチが長い──「物理的な安心感」
ジャケのプレーを見てまず目に入るのは、腕や脚の長さを生かした守備です。
相手が一歩先に触れそうな場面でも、最後の一伸びでボールに届く。
この“間合いの広さ”は、単なるスピードやフィジカル以上に、守備側に心理的な余裕をもたらすことでしょう。
プレミアリーグのように縦に速く、フィジカルコンタクトが激しい舞台では、こうしたリーチの長さは大きな武器になると私は考えています。
無理に飛び込まず、距離を保ったまま相手の選択肢を消していく守り方ができる点も印象的で。
2.フィード能力が高い──「後方から始まる攻撃」
ジャケのパスは、単なる横パスやバックパスでは終わりません。
前線の足元やライン間を意識した縦への配球が多く、守備の選手でありながら“攻撃の起点”になれるタイプだと感じさせます。
現代フットボールでは、センターバックに求められる役割は年々広がっていますね。
守るだけではなく、どこに、どのタイミングで、どんな質のボールを入れるか。
その判断力と技術を、ジャケはすでに備えつつあるように見えます。

3.ボールを保持して持ち上がる──「逃げないCB」
プレスを受けたとき、すぐにクリアするのではなく、自らボールを運んで局面を変える。
この姿勢が、ジャケの大きな特徴です。
相手の1枚目のプレッシャーを外すことで、中盤や前線に新しいスペースを生むことができる。
それは単なるドリブルではなく、チーム全体の配置を動かす“判断”でもあると言えるでしょう。
リバプールが志向してきた、テンポの速いトランジションや後方からのビルドアップにおいて、この「持ち上がれるCB」という資質は、戦術的にも大きな意味を持つことでしょう。
4.カバーできるエリアが広い──「読みと機動力」
動画を見ていると、ジャケは常にボールだけを追っているわけではないことが分かります。
味方の位置、相手の動き、次に起こりそうな展開を予測しながら、一歩先のポジションを取っているように映るのです。
その結果、サイドに流れた相手へのフォローや、背後のスペースへのカバーにも素早く対応できている。
これはスピードだけでなく、状況判断とゲーム理解があってこそ可能な守備範囲の広さですね。
おわりに──“育てる価値のある素材”
ジェレミー・ジャケは、完成されたセンターバックというよりも、伸びしろを多く残した素材という印象が強いものがあります。
フィジカル、技術、判断力。
そのどれもが、すでに一定以上の水準にありながら、さらに磨かれる余地があるということです。
アンフィールドという舞台で、彼がどんな成長曲線を描くのか。
ファン・ダイク、あるいはイブラヒマ・コナテと一緒にやっていくことで、もしかしたら予想よりも早く大ブレイクの絵を描くかもしれない。
その過程そのものが、これからのリバプールの物語の一部になっていくのかもしれません。
ジャケのプレースタイルを見ていくに、高い位置にディフェンスラインを取るリバプールに合っているのではないか!
私は、そう感じています。
なぜリバプールは若きセンターバックを集めるのか──“次世代守備ライン”構想とジャケ獲得の意味
