シーズンの全日程が終了し、クラブとしては夏の移籍市場への動きを本格化させることになります。
誰がやってくるのか!も、楽しみですが、同時にリバプールから去っていくプレイヤーもいます。
ホセ・エンリケもその一人。
左サイドバックとして堅守を誇り、攻撃力をも身につけたホセ・エンリケでしたが、原因がはっきり分からない膝の怪我に悩まされた日々だったとも思います。
そんなホセ・エンリケが、リバプールを去るにあたり、ファン達に感謝のメッセージを発しています。
(JE)
この5年間のすべてに感謝します。
ありがとう。
こんなにも素晴らしいクラブでプレイできたことを私は常に良い思い出として抱き続けることでしょう。
みなさんのサポートは、たとえ難しい状況であっても、いつも変わらず素晴らしいものでした。
皆さんは世界一のファンです。
皆さん、本当にありがとう!
私は、よい形でリバプールを去ります。
それは、お互いの合意の上なのです。
私達は、シーズンの終盤にこの決定をしました。
そしてクラブは、私が望むときに発表をしていいという自由を与えてくれたのです。
私は、感謝して去ることができます。
と同時に、ちょっぴりがっかりもしています。
昨年の私は、もっと活躍できると思っていました。
しかし、リバプールには若手の登用を図る方針がありました。
もっと良い終わり方をしたかったのも事実ですが、これがフットボールというものです。
私は、この偉大なチームでスターターとして良い活躍をしたこともあります。
プレミアリーグでベストの左サイドバックと言われたこともありました。
私にとっての3シーズン目には、膝の怪我に苦しみながらシーズンを過ごしたものです。
その後、同じような状況で私は2シーズンを過ごしてきました。
ファーストチームに加われないときでも、毎週末には控えとなれるようプレイもしてきました。
ロジャーズとクロップは、私と誠実に向かい合ってくれたし、言葉もかけてくれました。
クロップは今でも、困難な状況の中で私が取ってきた態度はプロフェッショナルだったと言ってくれています。
彼は、誰に対しても私を誉めてくれるのです。
思い返してみると、ホセ・エンリケの運命の歯車がくるいはじめたのは、やはり膝の負傷だったと思います。
しかし、リバプールを去ると決まった今、ホセ・エンリケとしても、もう一度新たなチャレンジをする時間は残っていると思います。
年齢的なことを考えても、まだ数年はやれるだろうし、ぜひ膝の怪我が再発することがないよう注意してもらい、これからも第一線で活躍してほしいですね。
ホセ・エンリケにとって、新しい挑戦が素晴らしいものになることを祈っています。