先ほど、チャンピオンズリーグ・グループBのリバプール対ACミラン戦が終了しました。
試合は、3-2のスコアでリバプールが逆転勝利を飾っています。
立ち上がりから、内容的にはリバプールが圧倒した試合でしたが、ファーストハーフが終了しようとする間際に連続失点。
ただ、それでも勝ちきった。
まず、得点経過については次のとおりです。
■9分:トレント・アレクサンダー=アーノルド(記録はオウンゴール)
▲42分:失点
▲44分:失点
■49分:モハメド・サラー
■69分:ジョーダン・ヘンダーソン
リバプールの先制点ですが、トレント・アレクサンダー=アーノルドが上がり、ボールをモハメド・サラーにあずけます。
そのモーからのリターンをもらったトレントが相手ゴールへ向かってドリブルを敢行!
あまり角度のないところから右足のシュートをよく決めました。
ただ、記録的には、相手ディフェンダーに当たっていたことを取られオウンゴールに。
あれは、トレントのゴールでよかったと私は思いますが。
リードをし、内容的にも圧倒するリバプール。
しかし、まさかの展開がファーストハーフの終盤に。
42分、44分と連続失点。
嫌な流れでハーフタイムを迎えましたが、セカンドハーフもリバプールが攻勢に出ます。
まず49分にモハメド・サラーが同点ゴール!
ジョエル・マティプから右のトレントにフィードが出され、トレントからディボック・オリギへ。
オリギは、相手ボックス内に浮き球を入れ、そのボールをおさめたモーが、相手ゴールキーパーの動きをよく見て、落ち着いて決めました。
圧巻だったのは、決勝ゴールとなったジョーダン・ヘンダーソンのゴール!
トレントが蹴った右からのコーナーキックがクリアされますが、そのボールをヘンドがダイレクトでシュート!
少し弾んでいたボールでしたが、右足でしっかり抑えた強烈なシュートを放ち、低い弾道でゴール左隅に突き刺しています。
お見事なゴールでした。
ファーストハーフから目立ったのは、前線から圧力をかけに行くリバプールのアグレッシブさでした。
ミランは、リバプールの速さと強度に圧倒されていた感があり、試合内容でいえば大勝していてもおかしくない試合だったと思います。
ただ、フットボールの怖さと申しますか、追加点が来ないうちに、一瞬の隙をミランに突かれた。
連続2失点を喫したシーンは、よくよく検証して、今後の改善に繋げてほしいですね。
ところでリバプールですが、先制点が来て間もない時間帯にリードする絶好機が訪れていました。
アンディ・ロバートソンが放ったシュートをミランが手でブロック。
判定はPKでしたが、キッカーを努めたモーが失敗。
モーがPKを失敗するのは、本当に久しぶりに見ました。
2失点のことは率直に反省をする必要がありますが、ぜひ改善をして、これからに生かしてほしいですね。
厳しいグループですから、とにかく勝利をもぎ取ってよかった!
リバプールは、ベンチにファン・ダイクを入れていましたが、この日は温存。
ファン・ダイク抜きで勝てたことは大きいと思います。
なお、この試合でリバプールは、5人の交代枠を使っています。
■63分:ディボック・オリギ→サディオ・マネ
■70分:ディオゴ・ジョタ→カーティス・ジョーンズ
■70分:ナビ・ケイタ→チアゴ・アルカンタラ
■84分:モハメド・サラー→アレックス・オックスレイド=チェンバレン
■84分:ジョーダン・ヘンダーソン→ジェイムズ・ミルナー
ちょっと気になるのは、オリギが交代する際、足を痛めている仕草をしていました。
表情は曇っていなかったので、軽傷であることを祈ります。
ファーストハーフの終盤以外は、リバプールペースで試合が出来ましたので、改善点を修正して、また次からの戦いに備えたいですね。