少し前のことになりますが、リバプールが残りシーズンにおいて良い成績をおさめるために、ポジティブな要素があるとすれば、負傷者の復活があるという趣旨のことを書かせていただきました。
具体的には、アレックス・オックスレイド=チェンバレンであり、ジョー・ゴメス。
私としては、もうひとつ、リバプールの後押しになってほしい要素があります。
それは、ナビ・ケイタの覚醒です。
晴れて、今シーズンからリバプールのプレイヤーとなったナビ・ケイタ。
大きな期待を背負っての入団でした。
このプレイヤーが秘めているポテンシャルは、かなり深いところにあると、私は見ています。
ただ、プレミアリーグでは、まだその本質的な才能が発揮されていないのも事実だと思います。
たとえばファビーニョのことを書けば、シーズン開幕当初は、ほとんど出場機会がなく、ベンチに入れない試合もありました。
それが今や、リバプールに欠かせないプレイヤーとなりつつある。
ナビ・ケイタも、少し時間はかかっていますが、必ずやブレイクしてくれる!と、私は信じています。
その片鱗は見えてきていると、私は感じており、過日のバイエルン・ミュンヘン戦(チャンピオンズリーグ)では、その才能を見せたシーンもありました。
ナビ・ケイタがリバプールの一員として、ピッチ上で躍動すれば、この上ない後押しになることでしょう。
今はまだ、一瞬の才能であり閃きのような感覚ではありますが、これが90分間を通じて存在感を発揮できるようになれば、リバプールの中盤はワンランク高い場所へ行く。
想像してみることがあります。
ナビ・ケイタとアレックス・オックスレイド=チェンバレンが、左右の位置からドリブルでカットインしてくる姿を。
わくわくしますね。
ナビ・ケイタが、リバプールで輝くために。
それを実現するためには、やはり実戦での経験を積んでいく必要があるでしょう。
スタメンでない試合であったとしても、なるべくプレミアリーグのピッチに立たせて、実戦の感覚をつかませてあげたいですね。
ユルゲン・クロップが見込んだタレントであり、何せリバプールの8番を背負っているのですから、これは期待をせずにいられません。
ナビ・ケイタが、アンフィールドで輝きを放つ日を楽しみに待ちたいと思います。