
先ほど、プレミアリーグ第17節、トッテナム対リバプール戦が終了しました。
随所に激しいバトルがあったこの試合を制したのはリバプールで、1-2のスコアで勝利しています。
■得点経過
- 56分:アレクサンデル・イサク
- 66分:ウーゴ・エキティケ
- 83分:失点(リシャルリソン)

■新戦力4人が絡んだリバプールの2ゴール
この日、2ゴールを決めたリバプールですが、いずれも新戦力のコンビネーションによって生まれたものでした。
先制点となったイサクのゴールは、フロリアン・ヴィルツの華麗なるアシストによるもの。
ヴィルツは、ノールック的な感覚で柔らかくパスをイサクへ供給し、それをイサクが左足でフィニッシュしたものでした。
リバプールの2点目を決めたのはエキティケで、滞空時間の長いヘッドによるゴール。
アシストは、途中からピッチに入っていたジェレミー・フリンポン。
右ワイドで縦に抜ける姿勢を見せたフリンポンが、切り返しを入れて左足でクロスを入れたものでした。
こうして新しい戦力がゴールに絡むことが出来てきたのは、良い兆候だと思います。
■心配なイサクの状態
リバプールの先制点を決めてみせたイサクですが、不安要素も生まれています。
シュートに行った際、深いタックルを受けており負傷。
ゴールを決めたもののプレー続行が不可能となりピッチを後にしました。
イサクは、セカンドハーフ冒頭から投入されており、残念なことにピッチに立っていた時間は短いものになりました。
怪我の詳細や程度については、この後見る必要がありますが、左足首のようにも見えました。
長引かないことを祈るばかりです。

■数的不利に陥ったトッテナム
ホームチームですが、数的不利を背負うことになっていました。
33分の段階で、シャビ・シモンズにレッドが提示され退場。
ファーストハーフでの退場だっただけに、トッテナムは長い時間を10人で戦うことになり、少なからず試合に影響は与えたと思います。
また、90+3分にはクリスティアン・ロメロがレッドを提示され退場。
揉み合って倒れたイブラヒマ・コナテの体に蹴りを入れたもので、ロメロは熱くなり過ぎていた感があります。
激しいプレーがプレミアリーグの醍醐味ではあるものの、その中にもフェアなものを見せてほしいですね。
■右ワイドでインパクトを残したジェレミー・フリンポン
イサクが怪我をしたことにより、60分の段階でピッチに入ったのがジェレミー・フリンポンでした。
久しぶりの出場となった復帰戦で、フリンポンはおおいにアピールができたと思います。
特に右ワイドの高い位置で積極的に仕掛けていく姿勢には好感が持てました。
リバプールでは、しばらくモハメド・サラーが留守になることから、フリンポンが貴重なピースになる可能性もありそうです。

■5枚の交代カードを切ったリバプール
局面でラフなシーンも見られたこの試合ですが、リバプールは負傷も含めて5枚の交代カードを使いました。
- 46分:ブラッドリー→イサク
- 60分:イサク→フリンポン
- 90分:フリンポン→キエーザ
- 90+9分:エキティケ、ヴィルツ→ロバートソン、ニョニ
前述したようにイサクは怪我による交代であり、その状態が心配されます。
また、イサク同様に途中から入ったフリンポンも交代へ。
相手選手の肘が顔に入ったように見え、フリンポンは口を切っていたように見えました。
ただ、フリンポンのプレー続行は可能のように見えましたので、彼を下げた意図は測りかねるものがあったことも事実です。

■次節ではクリーンシートを!
試合をするからには勝利こそ!であり、しかも今日はアウェイでのトッテナム戦でしたから、勝ち点3は良い結果だと思います。
ただ、欲を言えばクリーンシートで締めたかったですね。
今日の試合でクリーンシートを達成していれば3試合連続でした。
それでも、アリソンのスーパーセーブもありましたから、クリーンシートは次節に期待したいと思います。
今後のことを考えても、リバプールはこれ以上の負傷者を出したくない。
フィジカルコンディションを整える仕事を日頃から念入りに行いたいし、怪我のリスクを軽減させる起用法も取り入れたいですね。
アウェイの地、ロンドンでリバプールが勝利した試合でした。
