アーセナルを指揮するウナイ・エメリ監督ですが、以前からファビーニョが大のお気に入りだったようです。
獲得したいリストにはファビーニョの名前があったと明かしています。
しかし、モナコから新天地を求めたファビーニョが選んだのはリバプールだった。
ウナイ・エメリ監督の発言は、Sky Sportsが伝えていますが、そこで言いたかったのはファビーニョのことがメインではなく、「ニコラ・ペペには時間が必要だ」ということが本旨であり、その良い例えとして、ファビーニョの名前を出したということだと、私は理解しました。
ニコラ・ぺぺといえば、アーセナルが高い移籍金を投じて獲得した新戦力ですが、まだ完全にはフィットしているとは言えず、一部で批判の声もあることは事実かと思います。
そこで、ウナイ・エメリ監督は、ファビーニョを例に出し、あれだけ素晴らしいプレイヤーでも、プレミアリーグで出場するまでには時間がかかったということを言いたかったのだろうと。
ウナイ・エメリ監督がした発言のうち、ファビーニョに係る部分では、こんなことを言っています。
私達は、ぺぺのためにマネーを使った。
しかし、ぺぺには、プレミアリーグに適応する時間が必要なんだ。
例えば、フランスでは、私はファビーニョが大好きだったよ。
彼はモナコにいて、私はパリ・サンジェルマンへ連れて来たいと思っていたんだ。
私がここ(アーセナル)へ来たときにも、彼の名前はサインをしたい存在としてテーブルの上にあった。
でも、彼はリバプールとサインをしたけどね。
最初の6ヶ月では、彼はプレイをしていなかった。
それは適応の問題なんだ。
今では、彼は本当に素晴らしいし、セバージョスもぺぺも同じであってほしいと、私は願っているよ。
本当は使いたい。
それでも、急がせることはしない。
これまで、リバプールの起用法を見て来て感じるのは、それがユルゲン・クロップ監督のやり方なのだろうなと。
顕著なもうひとつの例が、アンディ・ロバートソンですね。
プレミアリーグで適応するには時間がかかる。
それは、事実だと思います。
一方、その時まで、監督もプレイヤー本人も辛抱ができるか。
ファンの理解を得られるか。
指揮官に課せられた仕事は重要だと、再認識した私でした。