移籍関係

私のもとにいるプレイヤー達と一緒に仕事をやってゆく(ユルゲン・クロップ監督がコウチーニョの件での質問を受けて)


人間として、余程の円熟した境地に達した人は別として。
その心は揺れることもあり、変わってしまう場合もある。
そんなことを私はおもっています。
土曜日には、プレミアリーグ開幕戦を迎えたリバプールですが、ユルゲン・クロップ監督には、コウチーニョに関する質問が飛んだようです。

これも監督の仕事とはいえ、開幕時からこういった案件の対応に迫られることは、チームにとって、決してプラスではないように、私としてはおもっています。

さて、ユルゲン・クロップ監督ですが、コウチーニョの件については、既に「私の手を離れている」とし、クラブレベルの判断だとの考えを示したようです。
ただ、ユルゲン・クロップ監督自身は、8月が過ぎても、コウチーニョがリバプールのプレイヤーであってくれることに期待をしていると。

ユルゲン・クロップ監督の言葉については、エコーが記事にしていますので、ちょっとだけ要点を見てみたいとおもいます。

(Jurgen Klopp)

今日は、そのことを考える時間はなかったよ。
試合の準備をしなければいけなかったからね。

フットボールクラブの監督として、私には上がいるんだ。
たとえば、プレイヤーを売る、売らないということは、そこで決定がなされる。
私は、その決定を受け容れる必要があるんだ。

もし彼等(クラブ)が、彼を売らないならば、そのときには、私はもう関与しない。

私は、すべてのプレイヤーへの責任を負っているんだ。
1人、2人、3人だけのためではない。
彼等全員に対する責任があるんだよ。

私には、何も言うことはできない。(コウチーニョの件)
ひとつ言えることは、私のもとにいるプレイヤー達と、一緒に仕事をしていくということだよ。
私は、これまでもずっとそうしてきたんだ。

あなた達は、クラブに訊くべきだよ。
私は今日、クラブ内部の関係者と会っていないからね。
彼等に訊くべきだ。

私は、何かが変わったとは思っていないよ。
クラブは、この件について、明確にこたえているしね。
それが、すべてさ。

プレミアリーグ開幕。
すぐに控えるチャンピオンズリーグ・プレーオフ。

実際、ユルゲン・クロップ監督は多忙を極めているとおもいます。

この状況、このタイミングで浮上したコウチーニョ問題。

コウチーニョも人間ですから、迷うこともあるでしょう、不満を抱くことだってあるかもしれない。
ただ、私はおもうのです。
そういったことは、誰にでもある。

コウチーニョが、仮に不満を抱いていたとして、それを補って余りあるだけの名誉、処遇、そして大きな愛を受けてきたのではないか?と。

もちろん、コウチーニョをどうするか?は、リバプールにとって大きな課題です。
しかし一方で、私としては、他のメンバーへのケアが疎かになることがあっては、絶対にいけないと考えています。

だからこそ、ユルゲン・クロップ監督は、「私には全員への責任がある」と語ったのだろうし、1人や2人のためではないと主張したのだとおもいます。

一方、リアリストとしての行動もリバプールには求められているかと考えます。
コウチーニョをどうするか?
この方針を確固として決めて、チームづくりを8月中には完成させないと、現実問題として出遅れることになります。

感情と理性。
夢と現実。

クラブとして、大きな決断をするときだとおもうし、決定したならば毅然と対応する必要があるかともおもう次第です。

それにしてもコウチーニョ。
いったい、どうしたのかな~?

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