
ユルゲン・クロップによってビッグタイトルを獲れるチームとして再興を果たしたリバプールですが、いくつかの象徴的なものがありました。
例えば、フィルミーノ、マネ、サラーによるフロントスリー。
ファン・ダイクとアリソンが組むことで実現した鉄壁の最終ライン。
そしてもうひとつ、両サイドバックの躍動、大胆な展開、アシスト量産があったと思います。
プレミアリーグでのアシストランキングで、ディフェンダーが2人揃って上位に来るという現象は、まさに当時のリバプールを表すものでした。
その左右サイドバックは、トレント・アレクサンダー=アーノルドとアンディ・ロバートソン。
アンディ・ロバートソンは、今シーズンをもってリバプールを離れますが、それを惜しむ声も多く、そのひとつとしてリバプールサポーターとしても著名な作家、ケヴィン・サンプソンがThe Guardianに寄稿した言葉を紹介したいと思います。
アンディ・ロバートソンをハル・シティから獲得した時、少しばかりの驚きがありました。
もちろん彼が無名だったからではありません。
当時、注目はハリー・マグワイアに集まっていたからです。しかし、2017年夏にリバプールが支払った800万ポンドという移籍金を考えれば、ロボはクラブ史上でも屈指のコストパフォーマンスを誇る補強だったと言えるでしょう。
ユルゲン・クロップ時代の黄金期、彼とトレント・アレクサンダー=アーノルドが次々とクロスを供給し、次々とアシストを記録していた頃、あのチームを見られたことは、私にとって本当に特別な喜びでした。
その素晴らしい記憶の数々は、世界中のレッズサポーターの胸に刻まれていくことでしょう。
ですが、彼という選手、そして人間性を最も象徴していた瞬間を挙げるなら、それは2019年のヴィラ・パークで決めた土壇場の同点ゴールです。
重要だったのは、ゴールそのものだけではありません。
アンディ・ロバートソンはすぐさまボールを抱え、全力でセンターサークルへと走って戻っていったのです。
マンチェスター・シティがすぐ背後まで迫っていることを理解していたからであり、まだ勝てる時間が残されていると分かっていたからです。そして実際に、リバプールは勝利しました。
サディオ・マネによる信じられないような劇的ヘディング弾によって。あの勝利は、シーズン無敗スタートを維持し、11月の時点でシティとのタイトル争いを演出するものとなりました。
クロップ対ペップという狂気じみた時代では、勝点をひとつ落とすことすら許されない空気がありました。
ロボは、それを理解していたのです。
彼はすべてのボールに、すべての時間に、すべての勝点に対して向かい合い、戦い抜きました。あの狂おしく、そして素晴らしい男を、私たちはきっと恋しく思うでしょう。

ロボと一緒に歩んで来た9年間、それが幕を閉じる時が近づいています。
ピッチ上のパフォーマンスだけではなく、ドレッシングルームでも重要な存在だったロボ。
今後、ロボがどんな道を選ぼうとも、ロボへの感謝が変わることはありません。
アンフィールドでの最終戦、ロボの雄姿を必ず見たいものです。
素晴らしい時間をありがとう!ロボ!
