
2025-26シーズン最終戦、アンフィールドで迎えるブレントフォード戦は、モハメド・サラーとアンディ・ロバートソンのラストマッチとして語られることになるでしょう。
しかし、その舞台に戻ってくるひとりの男の存在を、サラーは忘れてはいませんでした。
ジョーダン・ヘンダーソン――リバプールを支え続けたキャプテンに対し、サラーが語った言葉には、このクラブの本質が詰まっているように思えてなりません。
別れの主役はサラーだけではない
2025-26シーズンの最終戦、アンフィールドで行われるブレントフォード戦。
この試合は、モハメド・サラーとアンディ・ロバートソンにとって、リバプールでの最後の一戦となります。
9年という歳月。
数えきれないほどのゴール、歓喜、そしてタイトル。
当然ながら、彼らが主役として送り出されるのは自然な流れ。
しかしサラーの視線は、そこだけには向けられていなかったのです。
ヘンダーソンが受け取れなかった別れ
現在ブレントフォードに所属するジョーダン・ヘンダーソンは、この最終戦でアンフィールドに戻ってくる。
12年間にわたりクラブに在籍し、キャプテンとしてチームを牽引。
チャンピオンズリーグ、プレミアリーグを含む数々のタイトルを掲げてきた存在です。
だが彼は――
その功績にふさわしい「別れ」を与えられることなくクラブを去った。
サラーは言います。
「彼は僕よりも、ファン・ダイクよりも、ロボよりも長くここにいた。
それなのに、ふさわしい見送りを受けられなかった」
この言葉は、単なる同僚への敬意ではなく、リバプールというクラブにおける“あるべき姿”への提起でもあるように思えます。
ドレッシングルームにいた者だけが知る価値
「彼がいなければ、僕たちはあれほどの成功を収められなかった」
サラーのこの一言は、すべてを物語っているかのよう。
ピッチ上のプレーだけでは測れない価値。
ドレッシングルームでの存在感。
仲間を鼓舞し、支え続けた日々。
それは外からは見えないものでしょう。
だが、それは確かにチームを形作る“核”だったのです。
だからこそサラーは語ります。
「ドレッシングルームの中にいなければ、何が起きているかは分からない」
この言葉の重みを理解できる者は、決して多くはないことでしょう。
「This is Liverpool」が意味するもの
サラーは最後に、こう締めくくっていました。
「クラブにもファンにも、彼のために特別なことをしてほしい。
なぜなら、ここはリバプールだから。そういうクラブなんだ」
“ This is Liverpool ”
それは単なる言葉ではない。
歴史であり、文化であり、人と人との繋がりそのもの。
勝利だけではない。
去りゆく者への敬意。
クラブにすべてを捧げた者への感謝。
そのすべてを含めてのバプール。
最終戦、アンフィールドはサラーとロバートソンを送り出すことになります。
と、同時に――
かつてのキャプテン、ジョーダン・ヘンダーソンにも、本来あるべきだった“別れ”が与えられることを願わずにはいられません。
この記事は、モハメド・サラーがスティーブン・ジェラードのインタビューを受けたものからのもので、LFCのオフィシャル記事を参考にしました。
いろいろなことがあった2025-26シーズンが暮れようとしています。
苦い思いもしましたが、エモーショナルな時間の中で、今シーズンの幕が閉じますようにと願わずにいられません。
