プレミアリーグの開幕前においては、多くのジャーナリストあるいはメディアは、リバプールのアンカー・ポジションはエムレ・チャンがファーストチョイスだろう・・・と予想する向きが多かったように思います。
しかし、ユーロ本大会でドイツが勝ち進んだこともあり、エムレ・チャンのチーム合流は遅れ、さらに怪我を負うという事態が起きてしまいました。
その間、中盤の底を支えてきたのがジョーダン・ヘンダーソンであり、勝利に貢献する活躍を見せています。
エムレ・チャンはというと、現地時間火曜日に開催されたリーグカップで、途中交代を果たしていますが、自分にとってのポジション争いは「ゼロからのスタートだ」という気持ちでいるそうです。
今回は、Liverpoolfc.comに紹介されているエムレ・チャンの発言について、その一部、要点をまとめてみたいと思います。
（ＥＣ）
ぼく達のチームには、とても素晴らしいプレイヤーが加入し、ほとんどがフィットしているという強力な布陣を持つことになった。
最近の数試合を見てもらえば、ぼく達のチームがどれほど強いかが分かってもらえると思うよ。
それを継続していかないとね！
良いプレイヤーと一緒にプレイをすれば、レベルも上がるものさ。
それが当然のことだよ。
どのプレイヤーであっても、ゼロからスタートをしなければならない。
それは、ぼく自身も同様さ。
今、ぼくはフィットできたし、試合に出る機会が巡ってきたら、もう一度自分の力を見せたいと思っているよ！
もちろん、トレーニングでもね。
簡単なことではないが、ぼくは忍耐強くいかなければいけないんだ。
トレーニングでは、ハードにトライする！
そして、試合に出られる時が巡ってきたときには、上手くやれるようにトライするし、そのときどうなるかを見てみようよ。
アダム（ララーナ）、ヘンド、ジニ（ワイナルドゥム）は、一緒になって上手くやってきたね。
それは、結果にも表れているし、いいフットボールをしているよ。
チームの中で、彼等と一緒にやってみて、ぼく自身もそれを実見したよ。
これは、ハッピーなことだね。
ぼく達のチームは今、とても良い状況にある。
新加入のプレイヤー達も、とても馴染んでいるよ。
それを続けていく必要があるし、ぼく達は自信をもっているんだ！
私としては、これまで何度か書いてきましたように、今シーズンのリバプールがチームとして迫力を増している背景には、ララーナとワイナルドゥムの動きの質があると考えています。
必然、エムレ・チャンを欠いた中盤の底は、ヘンドが務める形になっています。
このヘンドが、試合を重ねるごとに、より良くなっているという現状もあります。
この中に、エムレ・チャンが戻って来たとき、さらにチーム層は厚くなり、ある意味競争も激しくなることでしょう。
リバプールが、真に強いチームとなるために！
エムレ・チャンの奮起にも期待したいと思っています。