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イラオラ監督初会見 「チーム全員の力が必要になる」

これまで2回にわたってお届けしてきたイラオラ監督の初会見。

今回で結びとなります。

イラオラ監督は、これまでチームをけん引してきた主力が抜けたことや負傷離脱中の選手についても触れていました。

前2つの記事については、下記のリンクにてご覧ください。

こういう言葉を聞いていると、いよいよ新シーズンが到来するのだ!という気持ちになりますね。

1 イラオラがリバプール監督として初会見 「ファンが誇りに思えるチームをつくりたい」

2 イラオラ監督初会見 「リバプールにはエリオットが必要」

ここがリバプールであることを理解している

――あなたの性格だとか人柄について、ファンはどのようなイメージを持てばよいでしょうか。監督として、ご自身をどのような人物だと表現しますか?

おそらく一番難しい質問ですね(笑)。

『自分自身を説明してください』というのは、あまり得意ではありません。

皆さんには、少なくともプレミアリーグでの私の3年間を見てもらっているという強みがあります。

私のことをよく知っている人もいれば、まだあまり知らない人もいるでしょう。

でも、フットボールに関わる人たちであれば、私たちがどんなフットボールを目指すのかは、おおよそ分かっていると思います。

もちろん、ここがリバプールであることは理解しています。

いくつか変えなければならない部分もあります。

戦術面でも、ピッチ上でも少しの調整は必要でしょう。

ただ、クラブが私を招いたのは、これまで他のクラブで築いてきたものを評価してくれたからです。

ですから、ピッチ上で私のチームが持ってきたDNAを変えたいとは思っていません。

ピッチ外でも同じです。皆さんの質問への答え方や、サポーターとの接し方についても、できるだけ自然体でいたいと思っています。

それによって自分自身が大きく変わることは望んでいません。

新シーズンへ向けて

――この夏、クラブには大きな変化がありました。来シーズンにはどのような期待を抱いていますか。移行期のシーズンになると考えていますか。それともタイトル争いができると思っていますか。

今、私たちは難しい状況にあることを受け入れなければなりません。

理由は二つあります。
一つは、多くのベテラン選手たちが退団したことです。

彼らはクラブでほとんどすべてを勝ち取ってきた本当に重要な存在でした。

もう一つは、重要な選手たちの負傷です。

まだトレーニングも始まっていませんが、ウーゴ・エキティケ、コナー・ブラッドリー、ジョバンニ・レオーニといった選手たちが長期離脱を強いられています。

チームを強化していく上では、素晴らしい数字を残してきた重要な選手たちの穴を埋めなければなりませんし、特にこの3人の長期離脱についても、その期間をどう補うか考えなければなりません。

もちろん、この3人は私にとって長期的な戦力です。
コナーもジョバンニも、そしてウーゴも、将来に向けた重要な存在になると確信しています。

しかし、とりわけウーゴについては、しばらく彼らを欠いて戦わなければならない期間があります。

その間の解決策も見つけなければなりません。

縦への速い攻撃理念

――縦への速い攻撃やスピード感のあるプレーといった、あなたの指導理念は、リバプールでも中心的な考え方になりますか。

ええ、それが私たちの基本原則になるべきだと思っています。

もちろん、シーズンが始まれば『相手が引いて守ってきたらどうするのか』といった質問を何度も受けるでしょう。

でも私は、むしろそういう相手と対戦する方が好きなんです。

なぜなら、自分たちが試合をコントロールしやすくなり、相手に決定機を与える場面も減りますし、多くの時間を相手陣内で過ごせるからです。

それこそが私たちの目指す試合展開です。

最初からその状況を与えてくれるチームもありますし、そうでないチームもあります。

相手も試合を支配しようとし、自分たちの陣地でプレーさせようとしてくるでしょう。

それでも私は、できるだけ長い時間を相手陣内で過ごしたいと思っています。

ボールを持っている時も、持っていない時もです。

その状況であれば、相手よりも私たちの方が得点に近い位置にいると考えているからです。

2年という短期の契約にした理由

――2年契約を結んだと報じられています。また、これまでの監督キャリアでも短期契約を好んできたそうですが、その理由を教えてください。

ええ、2年契約です。

私はいつも言っていますが、監督という仕事において契約期間はそれほど重要ではありません。

『契約が残っているから、このクラブにいる』という状況は望んでいません。

『2年契約だけど、実質的には毎年が勝負』という感覚です。

これまでにも長期契約を結んだ監督が途中で退任する例をたくさん見てきました。

クラブが望まなければ契約の長さは意味を持ちません。

選手にとって契約は非常に重要です。
しかし監督は少し違います。

もちろん、ここには2年と言わず、もっと長くいたいと思っています。

それは私が良い仕事をした証になるでしょう。

ただ、その権利は毎年勝ち取らなければならないと考えています。

特にリバプールのようなクラブではなおさらです。

もっと言えば、私はどのクラブでもずっとそういう考え方でやってきました。

チーム全員の力が必要

――リバプールでは試合数も多くなります。あなたが目指すアグレッシブなスタイルを維持する上で、過密日程をどのようにマネジメントしていく考えですか。また、選手層の厚さはどれほど重要になりますか。

私にとって大きな挑戦になると思います。

ここでは、多くの週で週半ばにも試合があります。

完全なトレーニング週間はほとんどありません。

でも、選手たちにとっては素晴らしい機会でもあります。

私自身、現役時代はこういうシーズンが好きでした。

『試合をして、回復して、また試合をする』という繰り返しですから、練習ばかりする必要がありません。

また、より多くの選手を起用するチャンスにもなります。

13人、14人、15人だけでこのようなシーズンを戦い抜くことは不可能です。

チーム全員の力が必要になります。

もちろん良い面もありますが、一方で覚悟も必要です。

これだけ試合数が多ければ、負傷者は必ず出ますし、さまざまな問題も起こります。

だからこそ、選手層を厚くし、厳しい日程に対応できる準備を整えなければなりません。

特にイングランドでは12月、1月、2月が本当に過酷です。

その時期をしっかり戦い抜ける状態で迎えられるよう準備していきたいと思っています。

まとめとして

これまで3回にわたってイラオラ監督の初公式会見での言葉を紹介してきました。

まず、ここまでお付き合いくださった皆さんへお礼を申し上げます。

イラオラ監督が明確に言ったように、新シーズンのリバプールは、縦に速く、アグレッシブで、敵陣を主戦場にする!
そんなチームになることが見えてきました。

モハメド・サラー、アンディ・ロバートソンという栄光を担ったレジェンドが去り、イラオラ監督が言うように、長期離脱者もいる。

そんな中ではありますが、逆に言えば多くの選手にチャンスはあるということです。

メンバーの奮起を期待したいし、高いモチベーションを胸に新しい船出をしたいですね。

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  • この記事を書いた人

Toru Yoda

ただの埼玉の隠居です

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