
あと1試合で2025-26シーズンのプレミアリーグは幕を閉じることになります。
今シーズンのリバプールを思い出したとき、良かったことを見つける方が難しいわけですが、そんな中奮闘しているのがキャプテンのファン・ダイクです。
しかし、ファン・ダイクが素晴らしい成績をあげていることが、むしろリバプールの苦戦ぶりを表す結果になっていようとは。
今回は、エコーが取り上げている事実をもとに、私なりにファン・ダイクの成績とリバプールの状況を書いてみたいと思います。
点を取るべき人が決めていない現実
今シーズンのプレミアリーグで、リバプールのチーム内得点王は、現時点でウーゴ・エキティケです。
エキティケは、残りシーズンを離脱しますが11ゴールを記録しています。
一方で、エキティケ以外に10ゴールを決めている選手がいないという寂しい状況があることも確か。
フォワード陣の大幅入れ替わりはあったが
昨年の夏、リバプールのフォワードで言うと、ルイス・ディアスとダルウィン・ヌニェスがチームを去り、ディオゴ・ジョタが悲運な死を遂げています。
3人とも献身的な運動量を誇り、自陣の奥深くまで戻れるタイプでしたね。
それに加えて、モハメド・サラーとコーディ・ガクポのパフォーマンスが上がって来ないという要因もありました。
私は、個々の選手のコンディションも去ることながら、チームとしての連携でありプランが大きく影響したように考えておりますが。
ビッグな資金を費やして獲得したアレクサンデル・イサクは怪我に泣き、エキティケも活躍したもののアキレス腱断裂という不幸に見舞われています。
DFとして傑出するファン・ダイクのゴール数
公式戦で見たとき、ファン・ダイクのゴール数はチーム内で5位。
フロリアン・ヴィルツ、アレクシス・マクアリスター、イサクよりも多くゴールを決めているという結果が出てしまっています。
私は過日、アストン・ヴィラとの試合終了後に結果速報を書きましたが、そのときチョイスしたタイトルがこれでした。
ファン・ダイク以外にゴールの目がないリバプール アストン・ヴィラに敗れる
ファン・ダイクは自己最多得点を記録
ファン・ダイクは今シーズンのゴールが8得点に到達しており、これは、リバプール加入後で自己最多の数字となります。
そのうち6得点は直近4か月間で記録したもの。
そのすべてがヘディングによる得点であり、直近のゴールを除けば全てセットプレーから生まれています。
また、そのうち2つを除くすべてを、好調なソボスライがアシストしているという現実をどう見るか?
多くの出場時間をこなしているファン・ダイクとソボスライがいなければ、リバプールにはゴールが生まれない。
こういう連鎖は、早く食い止めたいですね。
ファン・ダイクが迫る記録
もし、日曜日のブレントフォード戦でファン・ダイクが再びゴールを決めれば、リバプールのDFとしては56年ぶりにシーズンの9得点に到達する選手となります。
プレミアリーグ時代に限れば、現在のファン・ダイクは、2001-02シーズンと2004-05シーズンにそれぞれ8得点を記録したヨン・アルネ・リーセに並んでいます。
ただし、リーセについては、多くの試合において中盤に押し上げられていたことを考慮すれば、純粋なディフェンダーとは言えないかもしれません。
さらに、その前にも条件付きの記録保持者たちがいます。
スティーブ・ニコルは1989-90シーズンに9得点、エムリン・ヒューズは1972-73シーズンに12得点を記録しています。
しかし、彼らはディフェンダーとして名を知られた一方で、そのゴールを記録したシーズンでは、主に中盤でプレーしていました。
ピッチ上で模範を示し続けるキャプテン
私が畏敬の念を抱いている本職の右サイドバックだったフィル・ニールは、1982-83シーズンに11得点、1976-77シーズンには13得点を記録しています。
ただ、フィル・ニールはPKのスペシャリストであり、その多くはPKによる得点でした。
それを考えると、ファン・ダイクの決定力はすさまじいですね。
ちなみに、PKなしでファン・ダイクと同じだけの得点をシーズンで記録した最後のDFは、得点力のある右サイドバックとして知られたクリス・ローラーだったそうです。
それは彼が、1969-70シーズンに11ゴールを決めた時まで遡る必要があります。
今回、エコーはこんな言葉で記事をまとめていました。
もちろん、日曜日の試合だけでファン・ダイクがその数字に並ぶのは難しい。
それでも、この得点力は、キャプテンがピッチ上で模範を示し続けていることの、ひとつの証と言えるだろう。
ファン・ダイクへの負荷を軽減していくべき
ファン・ダイクとて年齢を重ねます。
プレミアリーグで全試合出場!フルタイム!ということをキャプテンは平気でやり遂げますが、少し負荷を軽減したいですね。
それに、今シーズンにおけるリバプールの守り方は、あまりにセンターバックに負担が大きすぎるように私には思えます。
守備網構築の約束事、健全なターンオーバー。
これらを整備していくことが、これからのリバプールに求められているのではないでしょうか。
