
アンフィールドを熱狂させた男が、また一人ユニフォームを脱ぐことになりました。
ディボック・オリギ、ミラクルオリギとも呼ばれた彼は、信じられないようなときに窮地からチームを救うことが度々ありました。
31歳での引退であり、まだ早いのではという気持ちも私にはありますが、これまでのキャリアを振り返り、ディボック・オリギなりに出した最良の決断だったことと思います。
自身のSNSで、ディボック・オリギは次のようなことを言っています。
「選手としての私のフットボール人生における目的は果たされました。子どもの頃からの夢だった最高の舞台でプレーし、最高のタイトルを勝ち取ることができました。そのすべてに感謝しています」
ディボック・オリギのハイライト
ディボック・オリギのことを思い出すと、いろいろな思いが浮かびます。
その中でも特に印象深い試合を私なりにあげれば、次の3試合かと。
2018年12月のアンフィールドで行われたエバートン戦で、途中出場から後半アディショナルタイム96分に決勝ゴール
2018-19シーズンのチャンピオンズリーグ準決勝第2戦では、リバプールがバルセロナに4-0で勝利し、第1戦の3点差をひっくり返した歴史的な試合で2ゴールを記録。そのうちの1点は決勝ゴール
マドリードで行われたチャンピオンズリーグ決勝では、トッテナムを2-0で下した試合でチーム2点目を決め、ユルゲン・クロップ率いるリバプールのヨーロッパ制覇を決定づけた
エバートンキラー
ディボック・オリギを語るとき、2019-20シーズンのことも忘れられません。
ディボック・オリギは公式戦42試合に出場して6ゴールを記録。
そのうち2ゴールは再びエバートン戦で生まれたものです。
このシーズンでのリバプールは、プレミアリーグ、FIFAクラブワールドカップ、UEFAスーパーカップを制覇するという偉業を達成しています。
感謝の気持ちで去るディボック・オリギ
引退に際しディボック・オリギは、感謝に満ちた言葉を述べています。
私を輝かせてくれた世界中のファンの皆さんへ。
象徴的な瞬間のすべて、ゴールのすべて、そして共に作り上げた歴史のすべては、永遠に私たちのものです。
私が所属したすべてのクラブ、そして支えてくれた監督やチームメートの皆さん、本当にありがとう。
皆さんはピッチの中だけではなく、人間としての私を形作ってくれました。ベルギーという祖国を代表しながら、私のルーツであるケニアを背負えたことは喜びでした。
そして家族や最も近くで支えてくれた人たちへ。
皆さんがいなければ、今の私はありません。本当に感謝しています。
私の使命は完了しました。
これからは次なる使命へと歩みを進めます。
アンフィールドのチャントが聞こえる
スタメンで出場する機会が多かったとは言えませんが、ピッチに入ればディボック・オリギは大きな仕事をした。
印象的なのは、ディボック・オリギがピッチサイドでウオーミングアップを始めると、コップスタンドからオリギへのチャントが沸き起こった瞬間でした。
ディボック・オリギは、出場試合数こそ多いとは言えないものの、リバプールに大きなものをもたらした選手であることは歴史が証明しています。
まさにカルトヒーロー!
リバプールの歴史には、数字では測れない選手がいる。
ディボック・オリギは間違いなくその一人だった。
今日、この日にあたり、ディボック・オリギの幸せを祈ります。
YNWA
